ドイツワインの魅力を徹底解説!ぶどうの品種や生産地、おすすめワインも

ドイツワインは日本でもなじみのワインですね。甘口が多く、初心者の入門用に飲まれることが多いようです。「マドンナ」や「黒猫」など個性的なラベルでもよく知られています。辛口もあり、味わいは様々です。そんなドイツワインの魅力をご紹介します。

ドイツワインの特徴

ヨーロッパの中でもドイツはイタリアやフランスなどよりも緯度が高く、寒冷な気候のために、ブドウの栽培は南部に限られています。厳しい気象条件のために黒葡萄は十分に色付くことができず、赤ワインは色が薄く、白ワインが圧倒的に主流です。ドイツ産の甘口ワインが古くから世界中で支持されてきたこともあり、糖度が高く甘口であるほど高級とされています。

ドイツワインは4つに格付けされる

ドイツワインの格付は、ドイツワイン法に従って葡萄の熟成度によって品質等級があります。下から「テーブルワイン」「地酒」「特定産地上級ワイン」(QbA)「生産地限定格付け高級ワイン」(QmP)の4種類に分かれていて、最上級のQmPには、さらにブドウの成熟度合いに由来する6段階の甘さ等級に分かれています。

QbA・QmPは、別の地域のワインをブレンドすることや補糖は禁じられていて、高い品質を保っています。

1. ドイチャー・ヴァイン(ドイツ産テーブルワイン)

ドイツ国内で生産されたぶどうだけでつくられたワインで、国内であれば地域は限定されません。2008年のEU全体でのワイン法の導入に伴い、従来の「ターフェルヴァイン」がなくなり、この「ドイチャー・ヴァイン」に統一されました。ぶどう品種と収穫年の表記も認められます。

2. ラントヴァイン(地酒)

「ラント」とは英語のLandを意味し、地理的表記のあるワインという意味を持っています。26の指定地域で採れたぶどうを85%以上使用することが条件です。ラントヴァインには甘口ワインが認められておらず、トロッケン(辛口)またはハルプトロッケン(中辛口)のものに限られます。

3. Q.b.A(特定産地上級ワイン)

指定された13の栽培地域内のひとつの地域内で収穫されたぶどうだけで生産される、品質のよい地域特性の高いワインです。最低アルコール度数は7度以上で、3段階の品質検査と官能検査を受け、ラベルには収穫年、指定地域名、公認検査番号(略してAPNr)、生産者名、Q.b.Aの表示が必ず入れられます。

4. Q.m.P(生産地限定格付け上級ワイン)

13の栽培地域内のベライヒ(小さな区画)のうち、1ベライヒに限定されたぶどうだけを使用して最高ランクと認められたワインで、最低糖度がQ.b.Aよりも高く、補糖は禁止されています。ラベルにはQ.m.Pの表示とプレディカート(肩書き)が明記され、糖度・収穫方法によって6つに分類されます。l

Q.m.Pにはさらに等級がある!

ドイツワインの中で肩書き付き上級酒と呼ばれるこの等級は、公的な検査に合格した最高ランクのワインで、ブドウ収穫時の最低糖度などでさらに6つに分けられます。他の地区(ベライヒ)のワインとのブレンドは認められておらず、補糖は一切認められていないので、収穫された年の天候によって生産量が大きく変わります。

トロッケンベーレンアウスレーゼ

トロッケン=乾燥しているという意味。貴腐ワインです。ドイツワイン最高の等級は、貴腐菌が発生する為に最適な天候状態の年のみにしか造られません。そのために希少性から世界最高のデザートワインと言われ、大変に高価です。

アイスヴァイン

収穫時期を11月から12月、時には年明けまで遅らせて、完熟状態で氷結して糖度が濃縮されたぶどうの果実を原料としたワインです。数年に1度しかできず、リスクが大きいので、造れるワイナリーも少ないのが実状です。

ベーレンアウスレーゼ

ベーレ=果粒という意味で、房の中から超完熟の果粒を1粒ずつ選んで摘採したものを原料とした手間の掛かるワインです。驚くほど芳醇で甘口のコクのある味わいです。

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