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ツルツル・プリプリ!ジュンサイってどんな食べ物?
ジュンサイはスイレン科の多年生植物で、淡水沼に自生する水草の一種。春から夏にかけて、沼を覆うように広がったジュンサイの若芽や幼葉を摘み取り、食用として食べられます。主に水煮にされたものが袋や瓶詰にされますが、旬には生のまま出回ることも。
ゼリー状の膜に包まれているジュンサイは、葉を巻いたような独特の形状。プリプリした歯ごたえと、ツルツルの食感が特徴です。かつて日本各地に自生していましたが、現在は秋田県が全生産量の9割を占めています。ただ中国産のものが安く大量に入るようになり、生産量は年々減少傾向です。
ジュンサイの旬は初夏から夏。なかでも「一番芽」といわれる4~6月に採れるものはゼリー部分が多く、品質がよいといわれます。
主な食べ方は鍋や酢の物、汁物
ジュンサイはおもに食感を楽しむ食材で、ジュンサイそのものには特に味があるというわけではありません。そのためどんな食材と合わせてもおいしくいただけるんですよ。
国内のおもな産地である三種町では、比内地鶏のスープをベースにした鍋でいただくそう。そのほか酢の物やお吸い物の具材として、またシンプルにポン酢しょうゆをかけていただく食べ方もあります。
国内のおもな産地である三種町では、比内地鶏のスープをベースにした鍋でいただくそう。そのほか酢の物やお吸い物の具材として、またシンプルにポン酢しょうゆをかけていただく食べ方もあります。
ジュンサイをおいしく食べるコツ
種類 | ジュンサイ | 水煮ジュンサイ |
---|---|---|
味わい | 緑色で食感がよい | やや赤みがかった緑色で、生のジュンサイより食感は劣る |
下ごしらえ | 水にさらして沸騰した湯に通す | 水洗いまたは水に浸けて酸味を抜く |
ポイント | ぬめりをなくさないよう、手早く下ごしらえする | 酸味を抜いてから調理する |
「生ジュンサイ」のポイント
生ジュンサイは、さっとゆでてから使用します。ぬめりが落ちないように、下ごしらえは手早くするのが大切です。洗って30分ほど水にさらし、沸騰した湯に通して鮮やかな緑色になればOK。冷水で冷やして水気を切ります。
水煮のものと比べると価格は高いですが、鮮度のよさが命。緑色で食感がよいうちに調理していただきましょう。
「水煮ジュンサイ」のポイント
水煮のジュンサイは、酢やpH調整剤といった酸味が加えられていることが多いです。軽く水洗いしたり水をはったボウルにしばらく浸けたりして酸味を抜き、水気を切って調理に使います。また酸味が気にならない場合は、酸味を抜かずにそのまま食べてもOKです。
ジュンサイを使うおすすめレシピ4選
1. 心も体も温まる。鶏もも肉のじゅんさい鍋
鶏肉を使う、ジュンサイ鍋です。材料は鶏もも肉のほか、ごぼうと木綿豆腐、そして彩りの三つ葉だけ。シンプルなスープに浮かぶジュンサイが食感のアクセントになりますよ。名産地・秋田県の食べ方にならって、鶏肉を水から煮てだしを取ったり、贅沢に比内地鶏を加えたりしてもいいですね。
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