釜定

釜定は、明治時代に鉄瓶店として創業し、伝統的なものづくりに洋鍋の要素を鶏れたデザインを作成しています。釜定の名前を知らしめたのが3代目の宮伸穂さんです。宮さんは、若いころにフィンランドで暮らした経験をもとに、木と鉄鍋を組み合わせたり、北欧を思わせるデザインの鍋敷きを発表しています。

東屋

東屋を代表するのが「水沢姥口鉄瓶」です。装飾を一切施さないシンプルな南部鉄瓶は、和洋どんなライフスタイルにもしっくりとなじみます。大きさは大・小の2種類があり、大は横長で底面も広いのでIHに対応しています。南部鉄瓶では取っ手が倒れずかさばるものの多い中こちらはきちんと倒れてコンパクトに収納できるなど、細部までこだわりが見られます。

南部鉄瓶を選ぶポイント

サイズと重さをチェック

1.5L~1.8Lの湯を沸かすサイズの鉄瓶の重量は2kg~2.5kgあります。水を入れて沸かすと3kg以上になります。重さが気になる場合は、容量1L程度の一周り小さいサイズの鉄瓶を選ぶとよいでしょう。このサイズでも鉄瓶の重さは、1.5kg~2kg弱ありますが、サイズも小さくなる分取り回しがしやすくなりますので、大きなものよりはストレスを感じません。

IH対応かどうか

南部鉄瓶は鉄製品ですので、IH調理器でも加熱できます。しかし、すべての南部鉄器がIHで使えるわけではありません。底面のデザインや直径、原材料、使っている塗料などによっては、IH非対応の製品がありますので、IHキッチンで使う予定がある方は、IH対応商品かどうかを確認して購入しましょう。

「釜焼き」されているか

「窯焼き」は別名「金気止め」といい、鉄瓶の表面を炭火で800~1000℃程度の高温で真っ赤になるまで焼くことです。窯焼きをすると表面に酸化皮膜が付き、防さび効果があります。 鉄瓶は長年使用するうちさびが出るのは普通のことです。しかし、窯焼きがされていない商品や、加工が甘い商品は、さびが多く出てしまいます。このさび自体は人体には無害なのですが、やはりあまり気持ちの良いものではなく、さび臭い湯になってしまうので、購入するときには窯焼きの有無を確認しましょう。
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