ライター : 大山 磨紗美

発酵食健康アドバイザー / 発酵文化人

東広島市在住。味噌づくり歴15年、広島県内各地で親子サークルでの味噌づくりワークショップを開催し、2018年12月広島県の事業「ひろしま「ひと・夢」未来塾」で味噌づくりで地域と個人…もっとみる

あふれ出る風情!南部鉄器の鉄瓶とは?

南部鉄器の特徴

南部鉄器は岩手県で生産されている鋳物です。鉄製品で厚みも重量もあるのですが、その分保温性が高く、焼き物調理などで実用的な調理道具として長年使われてきました。 また、南部鉄瓶も伝統的なおもむきのあるデザインで、やかんや急須としてもすぐれていると、再注目されまています。一部のメーカーでは海外輸出も始めており、さらにデザイン性を重視した商品を発表しています。

「鉄瓶」と「鉄製急須」

南部鉄器の急須と鉄瓶の違いは大きさだけではありません。鉄製急須の商品の一部には内側にホーロー加工が施されていたり、カラフルな塗装が施されています。おしゃれで手入れが簡単ですが、こういった加工のために直火にかけられないこともあります。 いっぽう鉄瓶は、耐熱温度1000℃でさびに気をつければ、空だきなどにも耐えられます。鉄瓶も鉄製急須も大切に使えば、「一生もの」です。風合いの変化を楽しみながら使い続けることができますよ!

鉄瓶を使うメリット

鉄瓶でお湯を沸かすとまろやかになるといわれます。これは、蓄熱性が高いため沸点をキープして湯をしっかり沸かすことができることが一つの要因のようです。 鉄瓶でおいしいお湯を作るコツは、できればひと晩汲み置いた水を鉄瓶に入れ、沸騰した後にふたを外して3分ほど沸かします。この作業をすることで、水道水のカルキ臭がしっかりと抜けますよ。 また、鉄瓶を使ってもお湯に溶けだす鉄分は微々たる量です。コーヒーや紅茶、中国茶など、さまざまな用途に使っても鉄臭さはなく、それぞれの味が引き立ちます。

南部鉄瓶の代表的なメーカーをご紹介

岩鋳

岩鋳は1902年創業で110年以上の歴史のあるメーカーです。現在では年間100万点を生産しており、南部鉄器400年の伝統を守りながらも、海外デザイナーによる新しいデザインや、現代の生活にマッチするよう、カラーリングされたシリーズも手掛けています。

OIGEN

1852年創業の長い歴史を持つ南部鉄器窯元「及源鋳造」の鉄器は、ニューヨーク近代美術館「MoMA」でも紹介されました。伝統的なデザインをもとに、現代のライフスタイルにも使えるデザインの鉄瓶や鉄器を多く製造しています。IHでも効率よく湯が沸く底面の広い鉄瓶デザインも作成していますよ!
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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