ライター : suncatch

食生活アドバイザー / パンシェルジュプロフェッショナル/薬膳コーディネーター

ググロフってどんなもの?

Photo by sincatch

「クグロフ」は、フランス・アルザス地方やオーストリアの代表的なお菓子です。お菓子といってもバターと卵たっぷりのパン「ブリオッシュ」の一種。レーズン入りの生地を発酵させ、王冠のような独特の型で焼き上げます。 アルザス地方ではお祝いやクリスマスに欠かせないクグロフですが、かの有名な「マリー・アントワネット」のお気に入りだったともいわれています。

クグロフの基本レシピ

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レーズン入りの生地にアーモンドをトッピングした、基本のクグロフを作りましょう。クグロフはバターや卵・砂糖の配合が高く、風味豊かでリッチな味わいが魅力。 生地がやわらかく、低めの温度で発酵させるなど、普通のパン生地の扱いとは少し違います。時間の余裕があるときに、ぜひチャレンジしてくださいね。

材料(直径18cm型1台分)

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作るときのコツ

  1. 生地のこね作業は、ツヤが出て引っ張りのばしたときに透明感がある状態で完了です。
  2. バターの配合が高いので、低め温度で時間ををかけて発酵させましょう。高温で発酵させると生地がベトベトになり膨らみません。

作り方

1.下準備をする。

レーズンをほしている様子

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レーズンはぬるま湯にしばらく浸け、ザルにあげキッチンペーパーで水気を拭います。
3つの材料

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牛乳はひと肌に温め、強力粉はふるっておきます。バターは常温に戻しておきましょう。

2.生地をこねる。

材料を混ぜている様子

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ボウルに強力粉・ドライイースト・砂糖・塩・卵黄・牛乳を入れ、サックリとヘラで混ぜます。
丸く成形した生地

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全体が混ざれば、ボールの中でまとまるまでこねます。
こねている様子

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打ち粉をした台の上で生地を叩きつけながら10分こねます。バターを3度に分けて混ぜ込みながら5分こね、ひとつに丸めます。

3.レーズンを混ぜて1次発酵

レーズンを加えて伸ばした様子

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生地を広げてレーズンを押し付けます。4つに折りたたんでまとめ、のばして折りたたむを数回繰り返し、レーズンを混ぜ込みましょう。
丸めて寝かしている様子

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生地を丸めてボウルに入れ、ラップをかけて2倍の大きさになるまで発酵します。25~30℃で70分が目安、高温になるとバターが溶けてベタつくので低温で長時間の方がよいです。

4.成形し2次発酵~焼き上げる。

ガス抜きをしてさらに寝かしている様子

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生地を取り出します。打ち粉をした台でガス抜きし、丸めて15分置きます。(ベンチタイム)
型にアーモンドを入れた状態

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型の底にアーモンドを置きます。テフロン加工でない型の場合は、薄く溶かしバターをぬっておきましょう。
ドーナツのように丸く穴を開けた生地

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生地を少し平らな丸型に広げ、真ん中に穴を開けます。
ラップをし、さらに寝かせている様子

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生地につなぎ目のない側が型の底になるよう、生地を型に入れます。型と生地の間にすき間がないよう軽く押し、ラップをかけ30℃で30分発酵します。
焼いたクグロフ

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200℃に予熱したオーブンでで30分焼けば完成です。

5.盛り付け

できあがったクグロフ

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型ごとトンと軽く落としてから逆さまにして型を外し、ケーキクーラーにのせて冷まします。
粉糖をかけた状態

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粉糖を振りかけて完成です。

クグロフで優雅な気分を味わって♪

品のある甘さと豊かな風味が魅力の「クグロフ」の基本レシピと、一緒におすすめクグロフ型2選ご紹介しました。バターと卵のリッチな味わいに加え、美しい模様は目でも舌でも楽しめます。紅茶と一緒に食べれば、優雅で贅沢な時間が過ごせそうです。 今回は普通のレーズンを使いましたが、お好みでラムレーズンやドライフルーツ・ローストしたクルミを混ぜ込むんでもGood!甘いケーキが苦手な方へのプレゼントにもおすすめですよ。ぜひ、あなたのレパートリーに加えてくださいね。

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