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そのほかの種類
大きな区分では、お茶は前述した不発酵茶、半発酵茶、発酵茶がありますが、ほかの種類もみてみましょう。例えば、中国茶は製法の違いでウーロン茶などの青茶だけでなく、そのほかに白茶(はくちゃ)、黄茶(きちゃ)、黒茶(こくちゃ)などがあります。
白茶は弱発酵系、黒茶は麹菌により数ヶ月以上発酵させる後発酵製法で作られます。また、低温で火入れして水分を減らす工程を加えて作られるのが弱後発酵茶とよばれる黄茶です。ひと口にお茶と言っても、いろいろな種類がありますね。
白茶は弱発酵系、黒茶は麹菌により数ヶ月以上発酵させる後発酵製法で作られます。また、低温で火入れして水分を減らす工程を加えて作られるのが弱後発酵茶とよばれる黄茶です。ひと口にお茶と言っても、いろいろな種類がありますね。
緑茶の種類
緑茶は、各飲料メーカーからペットボトルでも発売されているので、身近に感じる人も多いかもしれませんね。日本式である蒸し製(煎茶、玉露、玄米茶、抹茶など)と中国式である釜炒り製(釜炒り製玉緑茶)とに分かれます。同じお茶でも品種、産地、栽培方法や茶樹などによってできあがる緑茶が違うため、数え切れないほどたくさんの種類がありますよ。
【煎茶】甘味と渋みのいいとこどり!
煎茶(せんちゃ)は、全製茶生産量の約8割を占め、多くの日本人に親しまれているお茶と言えるでしょう。新芽から摘み取りまでずっと日光に浴びさせて育てます。鮮やかな緑色と爽やかな香り、味は甘味と渋味が楽しめます。
一般には70℃前後のお湯で淹れ、1〜2分抽出しますが、適温に湯冷ましして抽出すると適度な渋みと旨みが引き出され、味わい深くなりますよ。
一般には70℃前後のお湯で淹れ、1〜2分抽出しますが、適温に湯冷ましして抽出すると適度な渋みと旨みが引き出され、味わい深くなりますよ。
【玉露】日本茶の最高級品
玉露(ぎょくろ)は、早ければ新芽が出始めたら、遅くても摘み取りの約2〜3週間前から日光を遮って育てます。 日光を遮ることで旨み成分のテアニンが増えるため、コクと甘みのある味わいが特徴の日本茶ができあがるのです。丁寧に作られた玉露は、日本茶の最高級品とも言われています。
安土桃山時代からこの製法が用いられていたとか。おいしい玉露を淹れるには、抽出温度がポイント!低温の湯でじっくり時間をかけ、旨み成分を引き出します。
安土桃山時代からこの製法が用いられていたとか。おいしい玉露を淹れるには、抽出温度がポイント!低温の湯でじっくり時間をかけ、旨み成分を引き出します。
【玄米茶】香ばしい香りと味
玄米茶(げんまいちゃ)は、煎茶や番茶を強火で加熱したものと、蒸してから炒って狐色になった玄米を、ほぼ同量ずつ混ぜたもの。番茶や煎茶に玄米をブレンドした、茶と玄米の両方の香りが調和したお茶です。比較的あっさりとしており、香ばしい香りと味が特徴。
淹れるときには、沸騰した湯で短時間で抽出するのがポイントです。 旨みや渋味成分が少ないため、高温で淹れても旨みや渋味は強く出ません。
淹れるときには、沸騰した湯で短時間で抽出するのがポイントです。 旨みや渋味成分が少ないため、高温で淹れても旨みや渋味は強く出ません。
【ほうじ茶】あっさりとした口当たり
ほうじ茶は、煎茶や番茶を強火でキツネ色になるまで焙煎したお茶です。香ばしさとすっきりとした味わいが特徴。焙煎したことで、苦味成分が壊され、苦味や渋味成分が抑えられます。そのため、ほかのお茶よりも口当たりがあっさりしていると感じられる人も多いのはないでしょうか。
小さな子どもにも飲みやすいかもしれません。また一緒に食べる食事も選ばないでしょう。できるだけ熱い湯で淹れるほうがよいとされています。
小さな子どもにも飲みやすいかもしれません。また一緒に食べる食事も選ばないでしょう。できるだけ熱い湯で淹れるほうがよいとされています。
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