【茎茶】温度によって違う味わいが楽しめる♪

茶の若枝、茶葉の柄、新芽の茎を混ぜて作られるお茶で、棒茶(ぼうちゃ)とも呼ばれています。甘味や旨み、香り成分は葉よりも茎のほうが豊富なため、独特の香りと爽やかな旨みが特徴的です。

玉露や高級な煎茶の茶葉から作られた茎茶のことを特に雁ヶ音(かりがね)、白折(しらおれ)と呼びます。茎茶は温度によって、違う味わいが楽しめるんですよ。高温だとシャープな味わいに、抽出時間を長くすると甘味が引き出されます。

【抹茶】お茶本来の栄養をしっかり摂れる

抹茶(まっちゃ)は、蒸された茶葉を揉まずに乾燥し、石臼で挽いて粉状にしたお茶です。和菓子や洋菓子などさまざまな料理に使われているので、身近に感じられる人も多いのではないでしょうか。茶の葉をお湯で浸出させて飲むお茶とは異なり、抹茶は茶葉をまるごと飲むので、お茶本来の栄養もしっかり摂ることができます。

抹茶と言うと、茶道など敷居の高いイメージを抱く人もいるかもしれませんが、今は手軽に抹茶を楽しめる商品もたくさん出ていますのでぜひ味わってみてくださいね。

【かぶせ茶】苦すぎず甘すぎない

かぶせ茶は、玉露と同じように茶葉の摘み取りをする前の一定期間光を遮って育てられます。玉露が20日間以上日光を遮って作られるのに対し、かぶせ茶は7~10日ほど。そのため、玉露ほどではありませんが甘みのある深い味わいが楽しめます。

苦すぎず甘すぎないので、どんな人にもぴったり!普段使いのお茶としてもおすすめです。

【番茶】カフェインが少なく飲みやすい!

煎茶にする葉を摘んだあと、枝に残され固くなった茶の葉が原料の番茶(ばんちゃ)。番外茶が由来とされており、主流から外れたお茶の総称です。

主流から外れたお茶とは言っても、決してランクが低いというわけではありません!煎茶と比べて含まれているカフェインが少ない分、身体に刺激が少ないお茶を好む人におすすめですよ。

そのほかの種類

さまざまな種類がある緑茶。上記で紹介したお茶以外にも多くの種類があります。例えば、緑茶の一番茶を意味する新茶(しんちゃ)。その年の一番最初に摘まれるお茶のため、品質がいいとされています。また、主に九州地方で作られている釜炒り茶(かまいりちゃ)は、名前のとおり釜で炒ることによって釜香という香ばしい独特の香りが特徴です。

このように、種類分けの仕方によってもいろいろなお茶があるのですね。

青茶の種類

青茶は半発酵茶ですが、その発酵度合いは幅広く、お茶の種類によってさまざま。そのため共通点を見つけるのはむずかしいかもしれません。生産量は中国・福建省や広東省、台湾などの華南文化圏が多いとされています。

日本でも一部で生産されていますが、その生産量は僅かです。日本で多く飲まれている台湾のものは、発酵度が低く飲みやすいとされています。香りもバラエティ豊かで、蜜や蘭、キンモクセイなどの花の香りから、練乳のような香りまでさまざまです。
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