わらびの乾燥保存(保存期間:1年以上)

わらびは乾燥させることで、1年以上保存することができます。手間がかかりますが、特有の食感を味わえておいしいですよ。保存方法は、まず、わらびをアク抜きしてから、大きめのザルやゴザに重ならないように広げて天日干しします。

少し乾いたらわらびを手で揉むという作業を1日に数回繰り返し、カラカラになるまで完全に乾燥させましょう。夜間は室内の風通しのよい場所におき、曇りや雨の日は、扇風機やストーブを利用して乾燥させます。

完全に乾燥したら、乾燥剤と一緒にポリ袋やジッパー付き保存袋などに入れて湿気の少ない場所や冷蔵庫で保管しましょう。 乾燥わらびを調理する際は、水にひと晩つけて戻してから煮物にしたり炊き込みごはんに入れたりするとよいですよ。

わらびの瓶詰め保存(保存期間:約1年)

わらびの瓶詰め保存は、使うときにすぐに調理ができて便利な保存方法です。保存方法は、まず密閉できる瓶にアク抜きしたわらびを詰めてから満タンになるまで水を入れ、軽く蓋を閉めます。次に、鍋に瓶ごと入れ湯煎し、沸騰してから30分ほど煮てから瓶を取り出し、蓋をきつく閉め直しましょう。

それから再度30分ほど湯煎して瓶を取り出し、蓋を下にした状態で自然冷却します。完全に熱が取れたら、冷暗所で保管しましょう。作業するときは、瓶が熱くなるためやけどしないように注意してください。

未開封であれば、常温で約1年保存可能。開封したあとも、常温なら1週間ほど、冷蔵庫でなら毎日水を替えれば2週間程度保存することができますよ。食べるときはサッと水洗いしてから、和え物や煮物、炒め物など何にでも使えます。

保存したわらびをおいしく食べるおすすめレシピ5選

わらびの正しい保存方法がわかったところで、その保存したわらびをおいしく食べることのできるレシピをいくつかご紹介します。小鉢や副菜から主食レシピまで幅広いジャンルのものが登場しますよ。ぜひみなさんも作ってみてくださいね。

1. わらびとたけのこの白和え

たけのこの姫皮部分とわらびを使う白和えレシピです。やわらかくて旨みたっぷりの姫皮は白和えに最適。しっかりとあく抜きをしたわらびはクセもなく、やわらかくてとても食べやすいですよ。白みその甘い味わいとごまの芳ばしい香りが食欲をそそりますね。あとひと品欲しいときに使える小鉢レシピですよ。

2. わらびとたくあんの納豆和え

あく抜きして食べやすくなったわらびを、たくあんや赤大根と一緒に納豆和えにするレシピです。たくあんのコリコリした食感とほどよい塩気がいいアクセントとなり、箸が止まらなくなるおいしさですよ。黄身を混ぜて食べればマイルドな味わいになり、ごはんのお供にぴったりですね。

3. わらびとたけのこの炊き込みごはん

たけのこ、わらびなどを使って、具だくさんの炊き込みごはんに仕上げるレシピです。たけのこのコリコリとした食感や、わらびの山菜特有のシャキシャキとした食感がとっても楽しいですよ。やさしい味付けなので、食材のおいしさを存分に味わうことができるのもうれしいですね。

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