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熱量についても解説!凍り豆腐(こおりどうふ)とは
「凍り豆腐」とは、豆腐を屋外で凍らせ、乾かした豆腐のこと。凍み豆腐(しみどうふ)と呼ぶ地域もあります。
豆腐はは固めの木綿豆腐が使われており、凍らせたらそのまま熟成します。スポンジ状になったら脱水し、加熱。さらにその状態から脱水させて作られます。
凍り豆腐は寒冷地で作られる食材。現在長野県が日本最大の生産地になっており、高野山の麓である高野口町でも製造されています。
また熱量(エネルギー)は、乾燥している状態で100gあたり536kcal、水を含んだ状態で100gあたり115kcalとなっています。
凍り豆腐と高野豆腐の違いは?
「凍り豆腐」と「高野豆腐」、両者に違いがあるの?という疑問が浮かびますが、呼び方が違うだけで、まったく同じものを指します。
正式名称は「凍り豆腐」で、日本農林規格(JAS)で決められており、「高野豆腐」は和歌山県にそびえ立つ高野山を中心とした関西圏の呼び方です。ほかにも大阪・河内地方では「ちはや豆腐」、甲信越や東北地方では「凍み豆腐」と呼ばれていてさまざま。
ただし東北地方では、製造途中で凍ったもの豆腐を「凍り豆腐」、乾燥した状態のものを「凍み豆腐」として区別して販売しています。お住まいの地域により呼び名や状態が違うのはとっても興味深いですよね♪
自宅で作れる!凍り豆腐の作り方
市販で売られている凍り豆腐ですが、お手元に豆腐さえあれば簡単に作ることができるんですよ!今回はご家庭で気軽に作れる作り方をご紹介します。
凍り豆腐にする豆腐の種類は絹でも木綿でもOK。どちらでもおいしく作れますが、木綿豆腐のほうが向いています。
作り方
1. 水切りがおこなえる容器やざるに豆腐を入れ、数時間水切りをします。水切りの時間は作る環境にもよりますが、軽く押したときに水分が出にくくなるくらいまで置きましょう。
2. 使いやすいサイズに切り分け、凍らせてもいい容器に入れた状態、もしくはラップに包んで冷凍しましょう。このとき凍らせる時間が長いほどキメが細かくなっていき、おいしく作れますよ。
凍り豆腐の使い方・作りたい料理
凍り豆腐の戻し方
凍り豆腐はお湯を使って解凍する方法が一般的です。
まずは50〜60度くらいのお湯を用意し、ボウルや鍋などにそのお湯を張ります。そこに高野豆腐を浮かべ、10分ほど浸しましょう。内部まで十分に解凍されて戻ったことを確認したら、水気を絞って食べやすい大きさに切ってから料理に使います。
よりしっかり戻したいときには、凍り豆腐の上に落し蓋をしてお湯が冷めないようにするといいですよ。1分ほど戻したら高野豆腐をひっくり返し、再び蓋をして戻すとふっくらと解凍ができます。
市販品の場合ですと商品によって違うこともありますので、使う前に一度パッケージや公式HPで確認するのが大切です。
▼さらに素早く戻したいときは熱湯や電子レンジを用いよう!