ライター : uni0426

「紅芯大根」とは

中国うまれの野菜

紅芯大根は青皮紅芯大根(あおかわこうしんだいこん)とも呼ばれ、中国原産の大根の一種です。かぶのように丸っこい形をしており、中は皮の青さからは想像できないような、鮮やかな濃いピンク色をしています。彩りが美しいので、中国ではお祝い料理の際のカービング(飾り細工)などにも使用されるそうですよ。

味わいと調理方法

味は一般的な白い大根よりも水分が少なく、コリコリとした食感。辛味はほとんどなく甘味が強いので、大根の辛味が苦手なひとでも食べられるお味です。酢につけると濃いピンクが真っ赤に変わるので、色の変化も調理の楽しみのひとつです。生で食べることが多く、一般的にはサラダや漬物など多く使われますが、紅芯大根農家さんは火を通して食べることもあるようです。

旬はいつ頃?

白い大根と同じように、11頃から冬にかけてが紅芯大根の旬。冬は大根の甘み・旨みともに増す季節です。しかし近年スーパーなどでは、季節問わず紅芯大根の姿が見られるようになってきたようです。年中通して鮮やかな色が食卓に並ぶのはうれしいですね。

紅芯大根の栽培

実は紅芯大根は寒さや病気、害虫などから強く、栽培しやすい野菜なんです。また浅根性で一般的な大根ほど大きくならないので、プランターでも育てられるというんです。自宅で新鮮な紅芯大根が食べられるなんてうれしいですね。 種まき時期は寒冷地で8月中旬~下旬、中間地で8月下旬~10月上旬、暖地で9月上旬~10月中旬となっています。品種によって多少変わることもあるので、必ず種袋の表示を確認してください。

栽培方法

土の1か所に種を5~6粒ばらまき、土をかぶせてたっぷりと水をやります。防虫の為、不織布や防虫ネットををかぶせて葉が出るのを待ちましょう。種まき後、双葉が出たら1回目の間引きをし、本葉が2~3枚になったところで2回目の間引きをします。その後2~3週間おきに追肥と土寄せをし、本葉が5~6枚になったら一番状態の良さそうな株を1本立ちにさせ、さらに追肥と土寄せを。 その後、2週間に1度追肥と土寄せを繰り返してください。株の直径が10cmになったら収穫時期。いよいよ紅芯大根とのご対面です。種まきから収穫まではおよそ70~80日と言われています。
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