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「小田巻き蒸し」とはどんな料理?
小田巻蒸しとは、うどん入りの茶碗蒸しです。具材にはアナゴの蒲焼きや鶏肉、かまぼこ、ぎんなん、ゆり根などが使われ、ボリュームたっぷりで豪華。すまし汁でのばした卵を使った、上品な味わいの蒸し料理です。
発祥は大阪
小田巻き蒸しが生まれたのは、大阪、船場の問屋街。商人の町である船場では、ハレの日にいただく料理でした。当時、卵は庶民が口にすることはめったにできない贅沢品だったため、卵を使った小田巻き蒸しは高級料理だったのです。
名前の由来
諸説ありますが、有力なのは、紡いだ麻糸を丸く玉にした「苧環(おだまき)」から来ているというもの。「小田巻き」は当て字ですが、小田巻き蒸しの中に入っているうどんを苧環に見立て、その名がついたといわれています。
小田巻き蒸し(うどん入り茶碗蒸し)のレシピ
蒸し器を使って蒸す、基本の「小田巻蒸し」の作り方をご紹介します。具材は、うどんのほか、えび・かまぼこ・にんじん・しいたけ・ほうれん草を使用していますが、鶏肉やぎんなん・みつばなどもおすすめですよ。
白だしを使うと、きれいな卵色の茶わん蒸しに仕上がります。自家製のだし汁を使う場合は、色の淡いうすくち醤油と塩で調味しましょう。
材料(2人分・直径11cmの丼鉢2杯)
※うどんを入れるので、普通の茶碗蒸しより味付けが濃くなっています。薄味にしたい方やうどんを少なめにする場合は、白だしの量を減らしてください。
作るときの簡単なコツ
- うどんは、讃岐うどんなどコシのあるものがおすすめです。冷凍うどんでも構いません。
- 卵は菜箸で白身を切るようにしっかり溶きほぐし、こし器(茶こし)でこすと、滑らかに仕上がります。
- 蒸し器に器を入れたら、必ず弱火にしましょう。火が強いと「す」が入り、卵がスポンジのようになってしまいます。
作り方
1.下ごしらえ
Photo by suncatch
卵を菜箸でよく溶きほぐし、水と白だしを加えて混ぜ茶こしでこします。
Photo by suncatch
うどんにお湯をかけて溶きほぐします。
2.容器に具材を入れる
Photo by suncatch
器にうどんを分け入れます。しいたけは石づきを落とし、ほうれん草は4cm幅に切り、ほかの具材と一緒にのせます。
Photo by suncatch
卵液を器にそっと流し入れます。
3.蒸す
Photo by suncatch
器にアルミホイルをふんわりかぶせ、湯気が上がった蒸し器に入れふたをします。弱火で15~20分蒸します。
4.完成
Photo by suncatch
竹串を刺して透明なだし汁がついていれば完成です。
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