高系14号(コウケイ14ゴウ)

西日本で人気を博している品種です。早掘りができ、同時に貯蔵性に優れているので昔から加工用のさつまいもとしても重宝されています。充分に寝かせたものであれば、加熱することで糖度が増し、ホクホクで甘い芋が期待できます。この品種からさらに改良を加えたものに「鳴門金時」や「五郎島金時」「土佐紅」などが流通しています。

安納紅

鹿児島県種子島地域を代表するサツマイモです。紅色の皮で割るときれいな橙色をしています。加熱すると、ねっとりとした食感で強い甘みが残ります。加熱前の状態でも糖度は16度程度あり、じっくり加熱することで40度前後になるとも言われます。甘い割にカロリーが控え目というメリットもあり、ダイエッターや女性にも人気の品種だそうですよ。

主な食べ方は?

パッと目をひく黄色、または橙色に、ねっとりと強い甘味が人気のかんしょは、どのように食されているのでしょうか? そのままでも十分な糖度ですが、さつまいもは加熱することででんぷんが糖に変わり糖度が増します。直火や高温調理ではその甘味が十分に引き出せません。じっくり低温で加熱することで甘味が最大限に生かされ、口当たりもねっとりなめらかになります。この特徴を生かして作られる代表レシピが焼き芋ですね。昔からたき火で作る焼き芋はぬれた新聞紙を巻き、アルミホイルで更に覆ってから焼きます。直火が当たらないように温度調節することで甘味が生かされているのです。 その他にもじっくり天日干しで作れる干し芋、ペースト状にしてスイートポテトや芋ようかんなどの材料に高い人気があります。地方では、その土地のかんしょを生かしたソフトクリームも人気ですね。色味が綺麗なので餡にしたり、ケーキやパンに練りこんでしまうのもおすすめですよ。

かんしょをおいしく食べるレシピ5選

1. デパ地下風鳴門金時おこわ

さつまいもご飯と聞くと秋を感じますね。もち米を全体の半量加え、もっちりとした食感のご飯にたっぷりと加えた甘い芋が良く合います。さつまいもの甘さを引き立たせるために、出汁と塩は欠かせません。少し生姜をプラスしても風味がUPしておいしいですよ。

2. さつまいものきんぴら

おかずのような、おやつのようなひと皿ですね。子どもが喜ぶこと間違いなしのレシピです。お砂糖をたっぷり入れて照りをよくすると見た目にもおいしそう。お弁当の隙間にもぴったりです。お砂糖の代わりに水あめやはちみつを使っても、照りがきれいに出て見栄えがしますよ。

3. スイートポテト&パンプキンタルト

甘くて色の濃いかんしょを使えば、砂糖控え目でも自然な甘さとボリュームで大満足なケーキが作れてしまいます。かぼちゃとの合わせ技で完成するベジケーキは、見た目もパッと明るいオレンジ色!元気がもらえそうですね♪お子様やダイエット中の方のおやつにも最適です。

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