ライター : ☆ゴン

彩りよく見た目もかわいい。生麩のレシピが盛りだくさん

生麩とは、小麦粉に水を加えて練り、餅粉と合わせて蒸したもの。古くから精進料理によく使われてきた食材です。もちもちした食感が特徴で京料理には欠かせません。生麩には彩りの良いものが多いため、添えることで料理が一気に華やぐはず。

この記事では、そんな生麩を使うさまざまなレシピを紹介します。煮物や揚げ物、お吸い物など、今日からさっそく使えそうな料理が盛りだくさんです。どれも簡単なレシピばかりなので、ぜひ作ってみてくださいね。

生麩の煮物レシピ6選

1. がんもどきと生麩の炊いたん

「炊いたん」とは、京言葉で煮物という意味。だしを効かせたしょうゆベースのつゆで煮る、京おばんざい風のやさしい味わいのひと品です。がんもどきや厚揚げ、生麩はどれも、つゆが染みるほどにおいしくなる食材ばかり。さやいんげんとにんじんをプラスして、彩りよく仕上げます。

2. まり麩と花麩の煮物

かわいい見た目のまり麩と彩りのよい花麩を、薄口しょうゆベースのやさしいつゆで煮含めます。ふわふわでもちもち食感のまり麩と、つゆがたっぷり染みた花麩のおいしさがたまりません。ちょっとした箸休めや副菜にするだけでなく、ほかの料理の添え物にしても良いですね。

3. 生麩入りの筑前煮

子どもから大人まで大好きな筑前煮に、生麩を加えるレシピです。鶏肉の代わりに鴨肉を使う、ちょっとリッチで贅沢な煮物。生麩とさやいんげんは、別に煮ることで色合いを生かすのがポイントです。ごぼうや里芋などの根菜をじっくり煮込むので、鴨肉や野菜がやわらかく仕上がります。

4. 鶏肉と玉こんにゃくのお煮しめ

鶏もも肉と玉こんにゃく、ごぼうやにんじん、里芋などをことこと煮込みます。鶏肉のコクと旨味が染みた根菜それぞれの異なる食感と、こんにゃくの弾力ある味わいが楽しいひと品。

こちらも、生麩は薄口しょうゆの合わせ調味液で別に煮て、さやいんげんは塩ゆでします。そうすることで、彩りよく仕上げるレシピです。

5. つゆまでおいしい生麩入り治部煮

石川県の郷土料理である治部煮は、一般的に鴨肉とすだれ麩を使いますが、鶏もも肉で代用するレシピです。さらに生麩を加えて、すだれ麩との食感の違いを楽しめる麩づくしの煮物。治部煮は、鴨肉や鶏肉の区別なく必ず小麦粉をまぶすため、つゆがとろりとします。

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