ばら粕の冷凍保存方法

Photo by 大山磨紗美

ばら粕は直接保存袋に入れてしっかりと空気を抜きます。薄く延ばすようにすると冷凍庫の隙間に保存できますよ!

ペースト状にして冷凍保存すると便利!

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酒粕ペーストは酒粕に酒粕の半量から同量の水を混ぜて作ります。ひと口大にちぎった酒粕と水を耐熱ボウルに入れ電子レンジで加熱します。加熱時間は600Wで2分。酒粕がやわらかくなったら泡だて器でしっかりと混ぜてペースト状にし、保存袋に密閉して冷凍保存します。保存期間は約6ヶ月です。

酒粕の保存期間は?

常温保存

酒粕は日持ちがいいことでも知られていますが、果たしてどのくらいもつのでしょうか。常温保存の場合は、未開封で3~6ヶ月程度です。開封後は、一気に熟成が進みます。2週間程度で使い切るか、冷凍、冷蔵保存に切り替えると安心です。酒粕は熟成すると白からピンク、茶色へと色が変化していきます。熟成した酒粕は、漬け床に、白い酒粕は甘酒にと使い分けるといいでしょう。

いずれにしても、酒粕を常温保存する場合、湿度や湿度など環境やその変化によって大きく変わるので、時々ようすをチェックしてくださいね。

冷蔵保存

冷蔵庫の場合未開封では1年、開封後でも半年くらいは保存可能です。熟成は常温保存よりは抑えられますが、完全に止めることはできないので、徐々に色は変化していきます。取り出したときに乾燥が気になれば、少量の日本酒につけて戻すとやわらかさと風味がアップします。

冷凍保存

酒粕を冷凍保存すると熟成がほぼストップしますが、保存期間は約1年です。冷凍保存では熟成による変化は起こりにくいのですが、水分やアルコールは徐々に抜けていきます。さらに保存期間が1年を超えてくると、冷凍庫のにおいが移ったり風味が落ちたりするので、保存期間とは関係なく早めに使い切るのがおすすめです。

冷凍保存で一年中楽しめる酒粕

酒粕は、粕汁や甘酒として食するのが定番ですが、いろいろな使い方ができるとても便利な食材です。ご紹介した方法で冷凍保存すれば、一年を通して楽しめるもの酒粕のいいところ。熟成が進んでしまった酒粕は、食材の漬け床をはじめ、さまざまな活用法があるので最後まで使い切れるのが嬉しいですね。

これまで酒粕レシピに挑戦したことがない方も、長期保存のメリットを生かして少しずつ食卓に取り入れてみてください。

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