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ふんわり溶ける♩夏にぴったりの「グラニテ」
ちょっぴり高級なフランス料理店や結婚披露宴のコース料理で度々登場する「グラニテ」。お肉料理のお口直しとして提供されることが多く、メニューにもそのように記載されている場合があります。
使用している素材もグレープフルーツやレモン、ワインなどクセのないものがほとんど。食感もアイスクリームやシャーベットと比べるときめが粗く、ジャリジャリとしているのが特徴です。量もデザートのひとつというよりは、お口直しのためのひと口サイズのものが多いですよね。
そんなグラニテですが、シャーベットやアイスクリームとの厳密な違いをご存じですか。今回は、知っておくとちょぴり得をするグラニテの定義や名前の由来、シャーベットとの違いやアレンジレシピについてご紹介します。
グラニテとは
グラニテとは、もともとフランス発祥の冷たいスイーツのことをいいます。コースの途中のお肉料理の前に提供される場合もあります。
グラニテには果実そのものを使うことはなく、シロップやリキュール、果汁などを使用して作ります。使う素材に決まりはありませんが、「お口直し」の意味合いで提供されることが多いため、グレープフルーツやオレンジなどの柑橘系のフルーツや香りが良いアルコールを使用することが多いようです。
ちょっぴり変わったものだと、トマトやキュウリなどの野菜を使ったものや、甘酒を使用したものもあるようですね。完全に凍らせるのではなく、半凍結の状態で食べるため、シャーベットよりもジャリジャリとした食感になります。
名前の由来は?
グラニテの名前の由来は、フランス語で「ざらざらした」「ごつごつした」です。地域やお店によってキメの粗さは異なるようですが、シャーベットやソルベ、アイスクリームと比べるとキメが粗く、食感もその名の通りざらざらとしています。
日本ではお口直しの位置付けが高いグラニテですが、本場フランスでは夏場に欠かせない氷菓子として古くから親しまれています。オレンジやレモンなどの柑橘系から、コーヒーやアーモンドなど、日本ではあまり親しみのないフレーバーまであるそうですよ。アイスクリームやシャーベットと比べると糖度が低く、すっきりとした味わいは夏場に大人気なのだそうです。
シャーベットやソルベとの違い
シャーベットって?
グラニテはシャーベットとどこが違うのか気になる方もいるでしょう。先述の通り、グラニテは水にシロップや果汁、さらにはリキュールを加えて半冷凍状態にしたもののことを言います。糖度が低く、素材の味がぎゅっと凝縮されているというよりは、ほんのり味がついたフレーバーウォーターを凍らせたものといったイメージ。
一方、シャーベットは果汁やリキュールに砂糖やミルクを使用して作ります。場合によってはゼラチンを加えてなめらかにしたり、生の果実を使用したゴロゴロ食感を楽しめるように作る場合もあります。果汁やリキュールを加えて凍らせるという点では同じですが、砂糖やミルクを加えることで濃厚な味わいに仕上がり、お口直しというよりはデザートの位置付けが高くなります。
じゃあソルベとの違いは?
ソルベとグラニテには、どんな違いがあるのでしょうか?原材料としてはソルベとグラニテに大きな違いはないのだそう。名前の違いは言語にあり「ソルベ」がフランス語、「シャーベット」が英語です。もともとはどちらもアラビア語の「シャルバート」からきているとされています。
フルーツや果汁を使って作るものをシャーベットと言うのに対し、シャンパンやリキュールに果汁を加えて作るのがソルベという意見もあるようですが、現在では同じ意味合いで使用されていることがほとんどです。
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