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豚軟骨を上手に利用するレシピを大公開!
豚軟骨はコリコリしている軟骨の食感と、やわらかな肉質が楽しめると人気のある部位。薄切りやブロックなどの精肉に比べて、価格がリーズナブルなことも魅力のひとつです。この記事では、そんな豚軟骨を上手に利用して作る、いろんなレシピをまとめて紹介。
定番の煮込みをはじめ、炒め物、揚げ物など、豚軟骨をさまざまな料理に利用してみましょう。とくに煮込みは圧力鍋を活用して、やわらかく仕上げるレシピも掲載。いままで豚軟骨の料理を作ったことがなかったという人も、レシピを参考にぜひチャレンジしてみてください。
定番の煮込みをはじめ、炒め物、揚げ物など、豚軟骨をさまざまな料理に利用してみましょう。とくに煮込みは圧力鍋を活用して、やわらかく仕上げるレシピも掲載。いままで豚軟骨の料理を作ったことがなかったという人も、レシピを参考にぜひチャレンジしてみてください。
豚軟骨と呼ばれるものは2種類ある
一般的に豚軟骨として販売されているものには、「豚バラ軟骨」と「豚のど軟骨」の2種類があります。豚バラ軟骨とは、肉の中に小さな軟骨がたくさん入っている、あばら骨まわりの脂の多い部位のこと。スペアリブに近い部位で、別名パイカとも呼ばれます。
豚のど軟骨とは気管まわりにある、軟骨を含むいくつかの部位のことです。気管の先端や中央で、形や呼び名が変わります。真ん中に穴が開いた、リング状のドーナツと呼ぶ部位が、市場ではもっとも流通。店頭ではこのドーナツが、豚のど軟骨として販売されることが多いです。
豚のど軟骨とは気管まわりにある、軟骨を含むいくつかの部位のことです。気管の先端や中央で、形や呼び名が変わります。真ん中に穴が開いた、リング状のドーナツと呼ぶ部位が、市場ではもっとも流通。店頭ではこのドーナツが、豚のど軟骨として販売されることが多いです。
豚軟骨を使用して作るおすすめの料理は?
豚軟骨といえばやはり、トロトロになるまでじっくりと煮込む料理が一番のおすすめです。ホロホロとくずれる肉のやわらかい食感と旨味、軟骨のコリッとした歯ごたえがたまりません。
豚のど軟骨はバラ軟骨より硬いものの、薄いので火が通りやすく、野菜と一緒に焼いたり炒め物にしたりするのにぴったり。野菜のシャキシャキ食感と、軟骨のコリコリ食感が楽しめる、おいしいおつまみが作れますよ。
豚のど軟骨はバラ軟骨より硬いものの、薄いので火が通りやすく、野菜と一緒に焼いたり炒め物にしたりするのにぴったり。野菜のシャキシャキ食感と、軟骨のコリコリ食感が楽しめる、おいしいおつまみが作れますよ。
豚軟骨は下処理するとさらにおいしく!
煮込み料理はまず下ゆでする
豚軟骨を煮込みにする場合、ひと手間かけて下ゆですると、独特のクセやくさみ、汚れをある程度取り除けます。鍋に水と豚軟骨を入れて火にかけ、沸騰して5分ほどたったら、ゆで汁ごとざるにあげてください。肉の表面にアクが残っているので、流水で軽く洗ったら完了です。
ほかの料理も下ごしらえして使う
スペアリブ風のオーブン焼きや唐揚げを作るときは、あらかじめゆでておいた豚軟骨を使うと、やわらかくて食べやすいです。
下ゆでした豚軟骨を鍋に入れ、水と長ねぎの青い部分、しょうが、塩、酒などを加えて熱します。アクを取りながら、肉がお好みのやわらさになるまでゆでたら、下ごしらえ完了。圧力鍋を使用すると、短時間で肉がやわらかくなるので、簡単に下ごしらえができます。
下ゆでした豚軟骨を鍋に入れ、水と長ねぎの青い部分、しょうが、塩、酒などを加えて熱します。アクを取りながら、肉がお好みのやわらさになるまでゆでたら、下ごしらえ完了。圧力鍋を使用すると、短時間で肉がやわらかくなるので、簡単に下ごしらえができます。
圧力鍋でも!豚軟骨の煮込みレシピ7選
1. 甘酸っぱい。豚軟骨のケチャップあん
豚軟骨を短い時間で手間をかけず調理したいときは、圧力鍋を使って作る煮込み料理がおすすめ。甘酸っぱいケチャップあんは、お子さんでも食べやすく、家族みんなでおいしくいただける味付けです。
つけ合わせはチンゲン菜やほうれん草など、青みのある野菜をゆでたり、ソテーするだけでOK。ケチャップあんを野菜に絡めてもおいしいですよ。
つけ合わせはチンゲン菜やほうれん草など、青みのある野菜をゆでたり、ソテーするだけでOK。ケチャップあんを野菜に絡めてもおいしいですよ。
2. 大根は余熱で。大根と豚軟骨の甘酢煮
圧力鍋でやわらかく煮込む豚軟骨と、その旨味がしっかり染みこんだ大根がおいしいレシピです。大根を加えたらあまり煮込まずに、余熱で火を通すことで、大根の煮くずれを防いでくれます。
大根が煮えたら器に盛りつけて、かいわれ大根や練りがらしを添えても良いですね。甘酢味のさっぱりした味わいで、ごはんだけでなくお酒もすすみます。
大根が煮えたら器に盛りつけて、かいわれ大根や練りがらしを添えても良いですね。甘酢味のさっぱりした味わいで、ごはんだけでなくお酒もすすみます。
3. しっかりした味わい。豚軟骨の甘辛煮
鍋に水と豚軟骨、酒、しょうがを入れて沸騰させます。さらに調味料を加えて、弱火でじっくり煮込むだけの簡単なレシピです。煮込んでいる間にアクを取ることが、おいしく仕上げるポイント。しょうがを効かせたしょうゆベースの甘辛く濃い味付けで、ごはんがすすむこと間違いなしです。
4. しいたけの旨味。大根と豚軟骨の煮込み
圧力鍋で豚軟骨と大根を煮るレシピです。豚肉と大根の相性のよさは、言うまでもありませんね。短い時間でやわらかく仕上がり、素材に味がよく染みこむのが圧力鍋の一番のメリットです。干ししいたけを入れるため、独特のだしが出てさらにおいしくなります。
5. スライスなら時短。豚軟骨のカレー
いつも作っているカレーの肉を豚軟骨に変えるだけで、コクと旨味があって、コリッとした食感が楽しいカレーに変身します。カレールーを使用するので、調理はいたって簡単。レシピにはのっていませんが、のど軟骨のスライスなら煮込む時間が短くて済むうえ、おいしさは同じです。
6. トロトロに。豚軟骨のソーキ煮込み
沖縄料理のソーキとは骨付き豚バラ肉のことですが、豚軟骨も含めて作られるのが一般的です。ソーキを煮込むときは泡盛と黒糖が必須ですが、なければ料理酒と砂糖でもかまいません。ちぎりこんにゃくやゆで卵を加えると、さらにボリュームアップして食べごたえがありますよ。
7. さわやかなしょうゆ味。豚軟骨のマーマレード煮
下ゆでした豚軟骨をマーマレードと酒、砂糖で下味をつけ、にんにくやしょうが入りのしょうゆ調味料でじっくり煮込む料理です。マーマレードを加えることで照りが出て見栄えよく、柑橘系のさわやかな甘酸っぱさでおいしさが一段とアップします。
最後に煮詰めるときは、焦げないよう火加減に注意してください。大根は色と味が濃くならないよう、途中で取り出しても良いですよ。
最後に煮詰めるときは、焦げないよう火加減に注意してください。大根は色と味が濃くならないよう、途中で取り出しても良いですよ。
豚軟骨で作る焼き&炒めの人気レシピ7選
8. 香ばしい。豚のど軟骨のガーリック焼き
豚のど軟骨のスライスに、にんにくの風味をしっかり効かせる、シンプルな炒め物の作り方です。油を熱したフライパンに軟骨を入れたら、あまりかき混ぜずに片面ずつじっくりと焼いて、カリカリに仕上げるのがポイント。
おろしにんにくは、瓶詰めやチューブのものを利用してもかまいません。ビールのアテにぴったりでよく合います。
おろしにんにくは、瓶詰めやチューブのものを利用してもかまいません。ビールのアテにぴったりでよく合います。
9. にんにく香る。豚軟骨とじゃがいもマスタード炒め
半月切りのじゃがいもと、のど軟骨を炒めて作るレシピ。じゃがいもに焼き目がつくまでしっかり炒めると、軟骨もカリカリに焼けて一段とおいしくなります。にんにくを効かせた香ばしい風味と軟骨の旨味、粒マスタードのピリッとした辛さで、ビールがすすむこと受け合いです。
10. おつまみに。豚軟骨ともやしの鶏ガラ炒め
豚のど軟骨のスライスをもやしと炒めるだけでも、簡単におつまみを作ることができます。もやしはシャキシャキした食感を損なわないよう、最後に加えるのがポイント。ごま油の香りが食欲をそそります。
11. コリコリ食感。豚のど軟骨のキャベツ炒め
油を熱したフライパンで軟骨を炒めたら、酒をふりかけてからフタをして蒸し焼きにします。こうすることで、軟骨がやわらかくなり旨味もアップ。キャベツを加えてから味付けしますが、オイスターソースを加えると、よりおいしくなりますよ。
12. 食感が楽しい。豚のど軟骨入りハンバーグ
ふわふわのハンバーグに、のど軟骨のみじん切りを加えることで、コリコリ食感が良いアクセントになります。大根おろしをのせてポン酢しょうゆをかける、和風のさっぱりした味わいのハンバーグは、いつもとひと味違うおいしさ。
軟骨や野菜を包丁でみじん切りにしますが、フードプロセッサーがあれば、すべての材料をいっぺんにカットできるので便利です。
軟骨や野菜を包丁でみじん切りにしますが、フードプロセッサーがあれば、すべての材料をいっぺんにカットできるので便利です。
13. ピリッと旨辛。豚軟骨とピーマンのマヨ炒め
コリコリ食感が持ち味の豚のど軟骨は、お酒のアテに最適ですが、こちらはピリ辛味なので、ごはんのおかずにもおすすめです。炒めているときと仕上げに、コチュジャンをダブルで加え、赤唐辛子の輪切りも入れるためかなり辛い炒め物。辛いものが苦手な人は量を加減してくださいね。
14. 炒めて仕上げる。豚軟骨のスペアリブ風
普通はオーブンで焼いて作るスペアリブを、豚軟骨で代用し、煮込んでから最後に炒めて仕上げます。豚軟骨を下ゆでして、トマトピューレベースのBBQソースで煮込むので、やわらかくてしっかりした味わいに。ハーブソルトやペッパーを効かせる、香り高くピリ辛のメインディッシュです。
そのほかの調理法で作る豚軟骨レシピ7選
15. てんぷら粉でカラッと。豚のど軟骨の唐揚げ
豚のど軟骨は、薄くスライスしてあるので火が通りやすく、唐揚げにしてもおいしいです。こしょうを多めにふって、パンチのある味わいに。ガーリックソルトやハーブソルトなどを使用しても良いですね。
軟骨にサラダ油を少しふりかけ、天ぷら粉をよく絡めて揚げると、サクサク食感に仕上がります。ない場合は、小麦粉や片栗粉で代用してもかまいません。
軟骨にサラダ油を少しふりかけ、天ぷら粉をよく絡めて揚げると、サクサク食感に仕上がります。ない場合は、小麦粉や片栗粉で代用してもかまいません。
16. 豚軟骨でもOK!ピリ辛のカムジャタン
カムジャタンは、豚の背骨肉とじゃがいもを煮込む料理で、韓国では専門店がたくさんあるほど人気のメニューです。そんなカムジャタンに背骨肉だけでなく、スペアリブや豚軟骨も加えて作るレシピ。
もちろん豚軟骨だけでもおいしく作れますが、肉のくさみや汚れ、アクを取るために、必ず下ゆでをしてから調理するようにしましょう。
もちろん豚軟骨だけでもおいしく作れますが、肉のくさみや汚れ、アクを取るために、必ず下ゆでをしてから調理するようにしましょう。
17. 余熱調理でひと晩。塩こうじ豚軟骨の煮物
まぶすことで肉がやわらかくなる、塩こうじを利用する豚軟骨の煮物です。土鍋でしばらく煮込んでから、鍋用保温カバーでしっかりと包み、ひと晩寝かせて余熱調理。
味付けは酒としょうゆだけですが、豚軟骨がホロホロとくずれるほどやわらかくなります。煮汁の旨味が染みこんだたけのこのおいしさと、玉ねぎの甘味が際立つレシピ。時間と手間がかかりますが、ぜひチャレンジしてみてください。
味付けは酒としょうゆだけですが、豚軟骨がホロホロとくずれるほどやわらかくなります。煮汁の旨味が染みこんだたけのこのおいしさと、玉ねぎの甘味が際立つレシピ。時間と手間がかかりますが、ぜひチャレンジしてみてください。
18. スパイシーな香り。豚軟骨のカレー揚げ
豚軟骨にカレー粉としょうゆをまぶして揚げる、スパイシーで香ばしい揚げ物レシピです。カラリと揚がった豚軟骨の、コリコリした歯ごたえがたまらなくおいしいひと品。ゆでて下ごしらえした豚軟骨で作ると、外はカリッと、中はやわらかくジューシーな食感に仕上がりますよ 。
19. 自家製カレー粉で。トロトロの豚軟骨カレー
自家製のカレー粉で作る余熱調理のレシピ。時間は少しかかりますが、豚軟骨がトロトロになり、深みのあるカレーができます。豚軟骨は煮込むまえに焼くのがポイント。つけ合わせに野菜をのせたら、見た目とおいしさのバランスが良いカレーが完成です。
20. 豚のど軟骨を加えて。コリコリ食感のコロッケ
豚のど軟骨をみじん切りにして、コリコリした食感を楽しむコロッケのレシピです。ゆでたじゃがいもをつぶして、ひき肉と玉ねぎ、生クリームまで入れる本格派のコロッケ。中の具材はすべて火が通っているので、衣をサクッと揚げるだけで完成です。揚げたての熱いうちに食べてくださいね。
21. トロトロの豚軟骨ソーキ入り。沖縄そば鍋
豚軟骨ソーキをのせる沖縄そばを、鍋風にアレンジしています。豚骨とかつお節のだし作りから、豚軟骨のソーキまで手作りの、たいへん手のこんだレシピ。豚軟骨の煮物を作る機会があったら、いろんな具材をプラスして鍋を楽しんで、最後の〆に沖縄そばを食べるのもいいですね。
豚軟骨を上手に利用しておいしい料理♪
豚軟骨を上手に調理して、おいしく食べられるレシピばかりを選んでみました。やわらかい煮込み料理だけでなく、豚のど軟骨のスライスを、炒め物にしてもおいしいですよ。またのど軟骨をみじん切りにして、ハンバーグやコロッケに加えると、いつもと違う食感を楽しめます。
豚バラ軟骨は、パイカという名称で販売されている場合があるので、探すときは注意して売り場をチェックしてください。この記事で紹介したレシピを参考に、豚軟骨の料理作りに挑戦してみてはいかがでしょう。
豚バラ軟骨は、パイカという名称で販売されている場合があるので、探すときは注意して売り場をチェックしてください。この記事で紹介したレシピを参考に、豚軟骨の料理作りに挑戦してみてはいかがでしょう。
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