ライター : ☆ゴン

ラグーソースはイタリアンのレシピに欠かせない

Photo by macaroni

ラグーソースとは?

ラグーとはもとはフランス語で、「煮込み」という意味です。イタリアでもこの言葉を使い、肉だけでなく、魚介や野菜を煮込んでもラグーと呼びます。

つまり和食のすじ煮込みでも、北欧風のシチューでもイタリアではラグー。そのまま食べることが多いですが、パスタや料理に使うために、具材を細かく刻んだものがラグーソースです。

ミートソースとの違い

ミートソースといえば、ボロネーゼを思い浮かべる人が多いはず。ボロネーゼは、ボローニャ生まれの料理で、正式名称は「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ(ボローニャ風煮込み)」です。

一方のミートソースはアメリカから伝わったとされ、ケチャップ味で甘いのが特徴。ボロネーゼとミートソースのいずれにしても、イタリアではラグーであることに変わりありません。

牛や豚肉で作る。ラグーソースのパスタレシピ4選

1. 塊り肉で作るラグーソースのパスタ

ラグーソースとボロネーゼともに、日本ではひき肉で作ることが多いですが、本来は塊肉を使用します。牛もも肉のブロックを細かく刻んで煮込むことで、しっかりした肉の食感を味わえるレシピです。

2. チーズと香味野菜のラグーソースペンネ

セロリとにんじん、玉ねぎの香味野菜、合い挽き肉を具材にするラグーソースです。野菜はすべてペースト状にして、水分がなくなるまで炒めるのがポイント。ひき肉もわざと焦がして香ばしさをつけます。

3. ポルチーニ茸入りのラグービアンコ

ビアンコとはイタリア語で「白」という意味。つまりトマトを加えない料理を指します。ひき肉と黒オリーブ、ブロッコリーを具材に、香味野菜やポルチーニ茸、ハーブで風味豊かに仕上げるラグーです。

4. きのこたっぷりなラグーソースパスタ

ポルチーニ茸をメインに、ブラウンマッシュルームやしめじも加える、きのこたっぷりなラグーソース。ホールトマト缶を使いますが、生のトマトも入れてフレッシュ感を出します。

鶏肉や魚介など。ラグーソースのパスタレシピ4選

5. 鶏ひき肉とさつまいものラグーソース

香味野菜やハーブを多用するラグーとうって変わり、鶏ひき肉とさつまいも、豆乳で作るラグーソース。いもをこすのに時間がかかりますが、あとは意外と簡単に作れます。やさしい味わいのパスタです。

6. 白身魚と桜えびのラグーソースペンネ

白身魚で作るラグーソースのレシピです。肉のラグーにはセロリやにんじん、玉ねぎなどの香味野菜を使いますが、こちらは長ねぎとしょうがで和風に。桜えびの風味とクリーミーなみそ味がたまりません。

7. いかとオリーブのラグーソースパスタ

独特の旨味があるいかをラグーソースにします。みじん切りの黒オリーブとドライトマト、にんにくも加えるので、魚介ソースとは思えない濃厚な味わい。パスタには、波形のラザニアがおすすめです。

8. アスパラとえびのラグーソースパスタ

ベーコンとえび、にんにくのみじん切り、アスパラガスの小口切りを、バターと白ワインで炒め煮にするラグーソースです。アスパラの塩ゆで以外、とくに煮込む必要がないので、パパっと手軽に作れます。

パスタ以外も。ラグーソースを活用するレシピ3選

9. たらのラグーソースでポテトグラタン

ラグーはパスタだけでなく、いろいろな料理に活用できる便利なソースです。こちらは、たらのラグーソースで作るポテトグラタン。香味野菜のセロリがなければ、レシピのように長ねぎの青い部分で代用できます。

10. 野菜入りラグーのれんこんラザニア

牛ひき肉や香味野菜、ポルチーニ茸で作るラグーソースと、ホワイトソースでラザニアを焼きます。ラグーの具材とトッピングに使う、れんこんの食感が良いアクセント。子どもが喜ぶこと間違いなしです。

11. まいたけのラグーソースでリゾット

玉ねぎとまいたけを鶏ガラだしで煮込んで作る、具材入りスープも立派なラグーといえます。そんなラグーに米を加えて、雑炊風のリゾットにするレシピです。粉チーズをたっぷり加えていただきます。

ラグーソースを活用するレシピはいくらでもある♪

お店でラグーの字を見ると、なにか特別な料理だと思ってしまいますね。しかしイタリアでは、ごく身近でポピュラーな家庭料理のひとつ。パスタだけでなく、使い道もさまざまです。この記事で紹介したレシピを参考にして、ラグーソースを上手に活用してみてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ