イノシシ肉を調理する上で注意する点

しっかりと中まで火を通して寄生虫を死滅させる

イノシシ肉は高確率で寄生虫を保有しているため、十分な加熱調理をおこなうことが大切です。寄生虫を死滅させるよう、外側だけでなく中心部までしっかりと火を通しましょう。中心部が少なくとも60度になるように加熱してください。

冷凍のイノシシ肉を使う場合も注意が必要です。イノシシ肉に感染している寄生虫は、冷凍に強いのが特徴。冷凍だけでは寄生虫が死滅しないので、しっかりと火を通す必要があります。(※1)

使った調理器具は必ず消毒する

イノシシ肉を処理する際には、まな板、包丁など使用する器具を使い分けてください。処理が終わるごとに洗浄、消毒をして、衛生的に保管することが大切です。

それでは、イノシシ肉を使った絶品レシピを見ていきましょう。

イノシシ肉の人気レシピ10選

1. 里山の郷土料理。ぼたん鍋

シシ鍋ともいわれる、里山の郷土料理。イノシシ肉は、食べやすい薄切りがおすすめです。煮込めば煮込むほど定番のみそ味がなじみ、脂身もとろけて旨味を堪能できますよ。

調理する際は、肉を火にかけてアクを取り除いてから味を調え、野菜を入れてください。じっくり煮込んだらできあがり。

2. 辛いもの好き必見。イノシシ肉のピリ辛煮込み鍋

しょうゆベースのつゆに輪切り唐辛子を入れるピリ辛鍋です。イノシシ肉のほかに風味の強いセロリも入れるため、イノシシ肉の臭みが苦手な方でも食べやすい味わい。身近な調味料だけで作れるのもうれしいポイントです。

辛さは輪切り唐辛子の分量で調整してもOK。お好みの野菜を追加し、具だくさんにするのも一押しです。

3. スパイシー。イノシシ肉のカレー

いつもの肉をイノシシ肉に変えて、カレーを作ってみませんか。カレールーとカットトマト缶を合わせることで、さっぱりと仕上がります。にんにくやしょうがの旨味がスパイシーなカレーと相性バッチリ。

イノシシ肉は臭みを抑えるために、下処理をしっかりとおこなってくださいね。

4. ジューシー。イノシシ肉のチャーシュー

豚肉の脂身よりもさっぱりとして旨味のあるイノシシ肉で、チャーシューを作ります。イノシシ肉が塊で手に入ったら、ぜひチャレンジしてみてください。調理途中に出てくるアクは、丁寧にとりのぞいてくださいね。

煮汁をかけて、イノシシ肉のチャーシュー丼にするのもおすすめ。そのままでもご飯がすすみますよ。

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