ライター : サヤ

せいろ料理家 / 栄養士

疲れている日はせいろ献立がおすすめ

忙しい日々の中でも、できるだけきちんと食べたい。

でも現実には、帰宅してからの料理はちょっとしたハードルだったりします。疲れているとき、料理をする気力が出ないとき、それでもインスタントには頼りたくない。そんなわがままな気持ちを、まるごと受け止めてくれるのが「せいろ」です。

せいろと出会ってから、その手軽さと驚くほどのおいしさ、そしてしっかり栄養が摂れるところにすっかり魅了されてしまいました。体にやさしい調理法なので、疲れている日には特におすすめ。

本連載では「疲れているけど、ちゃんと食べたい」そんな日にぴったりの、せいろを使った手軽で満足感のあるレシピをご紹介していきます。

しっとりおいしい。せいろ「蒸し鶏」献立

Photo by サヤ

調理時間:25分
せいろの蒸し時間:15分

せいろで作る「蒸し鶏」のレシピをご紹介します。パサつきやすい鶏むね肉も、せいろで蒸せばぷりぷり&しっとりとした食感が楽しめますよ。塩麹を加えることで、やわらかさが増し、麹のうま味で味に深みが出ます。ごはんや野菜も一緒に蒸せば、手間いらずで栄養たっぷりの献立が完成するので、ぜひ作ってみてください。

このレシピでは、直径24cmのせいろを使用しました。小さいサイズのせいろをお持ちの方は、分量を調整して作ってみてください。

材料(1人分)

下準備

・鶏むね肉の上に塩麹をかけて30分ほど置く(時間がない場合は、すぐに蒸してもOKです)

Photo by サヤ

・せいろにクッキングシートを敷き、蒸気の通りを良くするために包丁で数箇所穴を開ける

作り方

1.せいろにねぎと鶏むね肉をのせる

鶏肉とネギが入ったせいろ

Photo by サヤ

クッキングシートの上に、鶏むね肉と長ねぎの青い部分を入れます。

ねぎの青い部分は臭み消しとして使いますが、なくても問題ありません。

2.2段目にご飯と野菜を入れる

野菜とご飯が入ったせいろ

Photo by サヤ

2段目に、冷やご飯とカットした野菜(ブロッコリー・赤パプリカ・しめじ)を並べます。

今回は冷やご飯を使用しましたが、せいろを使えば、冷凍ご飯もおかずと一緒に加熱できるので便利ですよ。

3.湯気の立った鍋にのせ約10分蒸す

2段のせいろを重ねる様子

Photo by サヤ

2段のせいろを重ねて蓋をし、湯気の立った鍋にのせ、約10分蒸します。

10分経ったらごはんと野菜を先に取り出し、鶏むね肉を裏返してさらに5分蒸します。鶏むね肉に厚みがある場合火が通るまで時間がかかるので、様子をみながら調整してください。

4.蒸している間にねぎだれを作る

まな板で長ねぎを切っている様子

Photo by サヤ

ねぎだれ用の長ねぎをみじん切りにし、調味料を和えます。

5.蒸し鶏にねぎだれをかける

完成した蒸し鶏

Photo by サヤ

蒸し上がった鶏肉に、ねぎだれをかけて完成です。

今回はねぎだれを紹介しましたが、タレを変えることで気分に合わせてアレンジを楽しめます。ポン酢しょうゆに大根おろしを加えたさっぱりだれや、シンプルにオリーブオイルとお塩で食べるのもおすすめ。ごまだれや味噌だれなど、濃厚なタレも蒸し鶏と相性抜群ですよ。

片づけも水洗いでさっと簡単

Photo by サヤ

せいろのお手入れはとても簡単です。汚れが少ないときは濡れた布でふくだけでOK。汚れが気になる場合は洗剤を使わず、水でさっと流し、必要に応じてスポンジやたわしで軽くこすってください。その後、カビ防止のため風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう。

せいろで蒸した鶏むね肉は、驚くほどしっとりやわらかな食感に仕上がります。野菜を彩りよく添えれば、日々の食事はもちろん、おもてなしにもぴったり。ぜひ試してみてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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大満足のおいしさ。 定番料理にしたい。
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