ライター : 上原 花菜

管理栄養士

ザーサイとは

Photo by macaroni

中華料理店ではおなじみのザーサイ。日本では「ザーサイ」と言えば、漬物のことを指しますが、ザーサイという野菜があるんです。そのザーサイを原料に作られている漬物を「ザーサイ漬け」と呼びます。

野菜としてのザーサイ

ザーサイはからし菜の一種で、高菜の仲間の野菜。茎の部分がこぶ状に膨らんだでこぼことした形が特徴です。中国の四川省で栽培が始まったとされています。ザーサイの旬は春で、ほとんどが中国からの輸入ですが、日本でも一部の地域で栽培されています。

漬物としてのザーサイ

ザーサイ漬けは、生のザーサイを干してから塩漬けし、水分を絞ります。調味料を加えて漬け込み、発酵して作られますよ。ザーサイは漢字で「搾菜」と書きますが、これは塩漬けしたザーサイの水分を搾る(絞る)ことからきていると言われています。

ザーサイとメンマの違い

メンマもザーサイ同様、中華の定番漬物ですよね。コリコリとした食感は似ていますが、メンマは麻竹という種類のたけのこを蒸してから発酵させ、調味したもの。ザーサイとは原料から違うものです。

ザーサイの食べ方

そのまま漬物として

塩気と酸味、辛味のあるザーサイはそのままでも立派なおつまみですね。白いごはんとも相性抜群!丸のままで売られているザーサイ漬けは、塩気が強いため塩抜きが必要です。食べやすい厚さに切ってから、たっぷりの水に30分〜1時間さらして、好みの塩加減になるまで塩抜きします。

薬味として

刻んだザーサイを薬味として料理に添えるのも定番ですね。中華粥や冷やし中華などにトッピングすれば、コリっとした食感がアクセントになります。ザーサイの酸味と辛味が、料理の味変にぴったりです。

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