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ブームもあったナタデココとは?
ナタデココと言えば、一時期大ブームになるほど人気を博していた食べ物ですよね。現在は当時ほどではないですが、独特の食感と甘さが根強い人気のナタデココ。
ゼリーなどに「ナタデココ入り」と書いてるものもよく見かけますが、そもそもナタデココとはどのような原料から作られているのでしょうか。意外と知らないナタデココの原料や作り方、ナタデココを使ったおいしいデザートレシピをご紹介いたします!
実は発酵食品!ナタデココの原料と作り方
ナタデココの原料は名前に隠されていた
ナタデココは、スペイン語で「nata de coco」と書きます。「ナタ」とは「(液体表面上の)皮膜」の意味で、「ナタ・デ・ココ」は「ココナッツの上澄み皮膜」をという意味なのだとか。
通称「ナタ菌」と呼ばれるものと、ココナッツ水を合わせて作られており、ゲル状でさいの目に切り分けて食べられることが多いです。また、食感は寒天に似ており、独特の歯ごたえが特徴。
ナタ菌とは?
ナタデココ作りに欠かせない「ナタ菌」は酢酸菌の一種で、アセトバクター・キシリナムとも呼ばれています。なんだか聞き慣れない単語ですが、この成分をココナッツ水に加えて発酵させることで、表面から凝固していきます。
ナタデココの作り方
ナタデココの作り方はとても単純。ココナッツ水の中にナタ菌を加え、発酵させるだけなのです。
ナタ菌を加えて2週間ほど発酵させると、こんにゃくのような層が表面にできます。それをお湯で煮て、サイコロ状に切ればナタデココの出来上がり。
ただし、肝心のナタ菌は、入手するのが困難だと言われています。それはナタデココ発祥の地であるフィリピン政府が、海外に正式に輸出していないことも理由のひとつで、個人でナタ菌を手に入れるのは至難の業かもしれません。
ナタデココのカロリーと成分について
ナタデココのカロリー
ナタデココが人気な理由のひとつに、カロリーが低いということも挙げられます。ナタデココは100gあたり73kcalと、とても低カロリー。サイコロ状の1個を3gとすると、たった2kcalほどしかないということになります。
食べごたえがあるのに、このカロリーの低さはうれしいですよね。
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