ライター : ☆ゴン

この記事でわかること

「アマトリチャーナ」はローマの定番パスタソースで、玉ねぎやパンチェッタ、チーズを使います。トマトソースをベースとし、肉の旨みとトマトの酸味がバランスのよい味わい。

トマトの有無で呼び方が変わります。トマト入りは「アマトリチャーナ・ロッサ」、トマトが入っていないものは「アマトリチャーナ・イン・ビアンコ」。似たパスタにアラビアータがあり、違いは辛さです。アラビアータは辛味を効かせますが、アマトリチャーナは地域や家庭によって辛味を抑えることも。

この記事では、アマトリチャーナの作り方もご紹介します。

アマトリチャーナとは?特徴や味わい

アマトリチャーナは、玉ねぎとチーズ、グアンチャーレやパンチェッタなど豚の加工肉を具材にして作るパスタです。

トマトソースをベースとする、肉の旨みとトマトの酸味がバランスの良いひと品。ボロネーゼよりあっさりしているのに、しっかりとコクのある味わいで人気です。

本来はグアンチャーレやペコリーノチーズで作る

本来は、豚ほほ肉の塩漬けであるグアンチャーレを使いますが、パンチェッタやベーコンで代用してもOK

チーズも伝統的にはペコリーノチーズを使いますが、ほかのチーズでも良いですし、入れなくてもかまいません。このように地域や家庭によって、さまざまなバリエーションがあります。

【まとめ】アマトリチャーナの特徴

  1. 玉ねぎとチーズ、豚の加工肉を具材にして作るパスタ
  2. トマトソースベースで肉の旨みとトマトの酸味のバランスが良い
  3. 本来はグアンチャーレ、ペコリーノチーズを使うが、ほかの加工肉・チーズでも代用可能

アマトリチャーナの歴史や名前の由来

アマトリチャーナの歴史

アマトリチャーナの起源と歴史について、簡単に紹介します。アマトリチャーナの歴史はまだ新しく、いまでもあるグリーチャと呼ばれるパスタが起源です。

昔はトマトーソースがまだなく、見た目や味が違う白い色のパスタでした。その後に誕生したトマトソースを、グリーチャと合わせたパスタがローマで流行ると、アマトリチャーナと呼ばれるようになりました。

イタリアの地名が名前の由来

アマトリチャーナというメニュー名の由来は、「アマトリーチェ」という小さな村の名前。ローマ北部のラツィオ州にある自然豊かな地域で、いまは観光地として有名です。

アマトリーチェとローマは、長きにわたって交易が盛んでした。そのため当時のローマのレストランや宿屋には、アマトリーチェ出身者が多く、よくグリーチャを食べていたのだとか。そのグリーチャにトマトソースを混ぜたものがおいしかったことから、その名がついたとされます。
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