市販のいわしの開きを使うと簡単

頭つきのいわしはさばくのが大変という方は、下処理済の開きを買うと便利です。少し割高にはなりますが、魚の扱いに慣れていない場合はおすすめです。お店によっては、無料でさばいてくれるところもあるので、店員さんに聞いてみてくださいね。

いわしのさばき方

1.道具を用意する

いわしフライに必要な包丁、牛乳パックを開いた簡易まな板などの道具

Photo by KIBO LABO

ポリ手袋、包丁、牛乳パックを開いた簡易まな板、内臓を入れるポリ袋を用意します。

2.頭を取り、内臓を取り出す

いわしの内臓を洗っている様子

Photo by KIBO LABO

いわしのウロコを取り、胸びれの部分から包丁を入れて頭を落とします。次に、頭側から尾に向けて、中骨を取り除きます。 包丁の背で内臓をかき出しながら、腹を開き切ります。腹の中は流水で水洗いし、キッチンペーパーで水気をふき取りましょう。取り出した内臓は2重のポリ袋に入れ、ゴミの日まで冷凍しておくと、臭いも気にならず、処理することができます。

3.手で開く

いわしの骨を取っている様子

Photo by KIBO LABO

中骨の上に親指を差し込んで、親指を外に向けて腹を開いていきます。次に、頭側から尾に向けて中骨を取り除きます。

4.臭みを取る

いわしの水分をふき取っている様子

Photo by KIBO LABO

青魚であるいわしは、白身の魚に比べ特有の臭みがあります。いわしをさばいたら、臭みを取る下処理を忘れずに。バットにいわしをのせ、両面に軽く塩と酒を振ったら、ラップをかけて冷蔵庫に20分前後入れておきます。その後すぐに流水で洗い流し、キッチンペーパーでしっかり水分をふき取りましょう。
▼詳しいさばき方は、こちらをチェック!

作り方

1.下味をつける

いわしに塩と酒を振っている様子

Photo by KIBO LABO

開いたいわしの両面にショウガ汁と酒を振り、下味をつけます。

2.衣をつける

いわしに衣をつけている様子

Photo by KIBO LABO

いわしに小麦粉を薄くまぶして、溶き卵、パン粉の順に衣をつけます。小麦粉をつけ過ぎたら、手ではらいましょう。衣が厚いと火が通りにくくなります。

3.油で揚げる

いわしを揚げている様子

Photo by KIBO LABO

いわしの大きさに合わせたフライパンに、1cm弱くらいの油を入れます。170~180℃の温度で、焼くように揚げていきましょう。揚げ方は、高温で短時間が基本です。 いわしをときどき返しながら、こんがりときつね色になるまで揚げます。カラリと揚がったら、しっかりと油を切ればできあがり。いわしを揚げている合間に、つけ合わせのししとうを素揚げにしておきましょう。

4.盛りつける

白いお皿に盛られた完成したいわしフライ

Photo by KIBO LABO

お皿にミニトマト、くし切りのレモン、素揚げにしたししとうを添え、3を盛りつければ完成です。お好みでソースや醤油などをつけて召しあがれ♪

いわしフライを冷凍するには?

フライを揚げる前、衣をつけた状態で1枚ずつラップに包み、フリーザーバッグに入れます。バットに平らに並べ、冷凍庫で保存しましょう。空気が触れないように密閉して冷凍すると、味の劣化を防ぐことができます。

冷凍したいわしフライの保存期間は、約2週間ほど。フリーザーバッグに、冷凍した日付を忘れずに書いておきましょう。

解凍せずに揚げるのがベスト

冷凍保存したいわしフライを調理するときは、解凍せず、そのまま揚げてください。とはいえ、冷凍のまま揚げると、ちゃんと中まで火が通るか心配になりますよね。

そこで、おすすめしたいのが「コールドスタート」という揚げ方です。油が常温の状態で冷凍フライを入れ、それから火をつけます。外側がカラッと揚がる頃には、中にも火が通っていますよ。油はねも少なく、風味も損なわれません。冷凍フライを揚げる際、覚えておくと便利です。

いわしフライの人気アレンジレシピ3選

1. サクうま。いわしのチーズ巻きフライ

いわしとチーズは相性抜群。いわしでスライスチーズとベーコンをくるくる巻いて、油でサクッと揚げましょう。やわらかないわしの身、ベーコンのコク、チーズのうま味のバランスが絶妙です。ころんとした形もかわいいですよね。サイズが小さいので、お弁当のおかずにもおすすめです。

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