極甘口「Moscatel(モスカテル)」

品種:モスカテル/アルコール度数:15〜22%

名前にもなっているブドウ「モスカテル」を干しブドウにして使用します。発酵させ、フロールを発生させないように作るので、非常に濃い琥珀色になります。マスカットに感じるような爽やかな香りを楽しめます。

極甘口「Pedro ximenez(ペドロ・ヒメネス)」

品種:ペドロ・ヒメネス/アルコール度数:15〜22%

「モスカテル」と同じようにブドウの名前がついている「ペドロ・ヒメネス」。こちらも一度干しブドウにすることにより、糖度を高くすることで黒蜜のような濃厚な風味の極甘口に仕上げています。フロールを発生させない作りのため非常に濃い琥珀色なのも特徴です。

シェリー酒の飲み方

現在ではシャンパンの方が有名ですが、シェリー酒はもともと食前酒として飲まれるものです。現在では糖度が高いシェリー酒を食後に飲んだり、カクテルにして飲む人もいるんだそう。いくつかシェリーベースのカクテルをご紹介しましょう。

レブヒート

作り方は簡単です。ドライ・シェリーをタンブラーに注ぎ、炭酸飲料で満たして軽くステアするだけ。お好みでライムやミントを添えて。シェリーと炭酸を1:2または1:1で注いでもよく、炭酸水以外にジンジャーエールや、フレーバーと甘味入りの炭酸飲料を使って作ることもあります。

アドニス

シェリー酒をカクテルグラスの2/3、ベルモット・ロッソ(赤)を1/3、オレンジビターズを1ダッシュ注いで作るカクテル。 アドニスとはギリシア神話に登場してくる美少年の名前で、1900年代の初頭にはすでにレシピが完成していたと言われています。アぺリティフ(食前酒)としても人気が高い、シェリー酒の風味を楽しめるカクテルの傑作です。

バンブー

シェリー酒をグラスの2/3、ベルモット・エクストラドライ1/3、オレンジビターズを1ダッシュ注いで作ります。 明治時代に横浜ニューグラントホテルでチーフ・バーテンダーを務めたルイス・エッピンガー氏が考案したと語り継がれています。スイートベルモットをドライベルモットに変え、その名も日本の“竹”をイメージしてつくられたカクテルです。 キリッとクリアな味わいは、横浜を訪れる外国人来航者によって人気を得てヨーロッパにへ。やがてニューヨークにまで海を渡って評判が伝わり、今もアメリカでは「食前酒としてパーフェクトな味わい!」という声も多いのだとか。清酒と同じ程度のアルコール度数が和食にもよくあい、ほどよい辛口が食欲をそそります。
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