なすや玉ねぎ、かき揚げは中温(160〜170℃)

野菜のなかでもなすや玉ねぎは、低温で揚げると油を吸って味が落ちるため、やや高めの中温で揚げるほうがおいしいです。小えびや貝柱、野菜が入ったかき揚げは厚みがあるので、外側が焦げない程度の中温で揚げましょう。

なす(切り目を入れた1本)……1分~1分30秒
玉ねぎ輪切り(つまようじで刺したもの)……2分ほど
かき揚げ……1分30秒~2分

※油に衣を2~3滴落とし、少し沈んでから上がってきたら中温。

魚介や肉類を揚げるときは高温(170~180℃)

えびや魚などの魚介類、肉などを天ぷらにする場合は、高い温度で短時間に揚げるのがポイント。油の温度が低いと中まで火が通りにくく、素材独特のクセやくさみを感じるので、高温で揚げるのが基本です。

肉(牛、豚、鶏肉)……2~3分
えび(1本)……2~3分
きすなどの開いた魚……1分ほど

※油に衣を2~3滴落とし、沈まずに表面で散らばったら高温。

天ぷらを揚げるときの油はねを抑える方法

天ぷらを揚げているとき、材料を油に入れたとたんにパチパチとはねて、手や腕をやけどしたという人もいるのでは。主婦にとってやっかいな油はねの理由は、食材についた水分なんです。

肉や魚介、野菜の区別なく、素材に水分が残っていると油がはねるので、必ずよく拭き取ってください。さらに衣をつけるまえに、素材に小麦粉を振っておくのもよい予防法になります。

特にえびの下ごしらえは念入りに

油はねは、天ぷらで一番人気があるえびを揚げるときによく起こります。その原因はえびの尻尾に溜まった水分です。特に冷凍えびの尻尾には必ず水分があるので、下処理は念入りに。

尾の先とその真ん中にある尖った剣を切り落とし、軽くしごいて水分を取り除いておきます。それだけでかなりの確率で、油はねを防ぐことができるはずです。

冷めた天ぷらをサクサクに復活させるには

冷めた天ぷらは衣がべちゃっとして、決しておいしいとは言えませんね。そんな天ぷらを温めて、衣のサクサク感を復活させるいくつかの方法を紹介。自分にとって使いやすいと思うものを選んでください。

フライパンで温め直す

樹脂加工のフライパンを使用して油を引かず、弱火で焼く方法です。焦げつきに注意しながら、両面をしっかり焼けばサクサク感が戻ります。

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