ライター : ☆ゴン

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具材とソースが決め手。ラビオリとは?

ラビオリとは、薄く延ばした2枚の小麦粉生地で、フィリング(具材)をはさんだパスタのこと。基本的には四角い形にカットされますが、丸い形のものもあります。指輪のような形のトルテリーニ、帽子のようなカペレッティ、ピラミッド状のフォゴッティーニなどもラビオリの仲間です。

ラビオリの名の由来

ラビオリの名の由来には諸説あります。ひとつは、イタリア語で野菜のかぶを意味するラーパが語源だとする説。中世にかぶの薄切りでチーズをはさむ料理があったことから、それが由来だとする説です。

もうひとつはジェノバの方言で、「残り物」という意味のラビオーレ。長い航海中に船員たちが、肉や野菜の切れ端を刻み、パスタに包んで食べたのがはじまりという説です。それ以外にもいくつかの説があって、どれが由来かは定かではありません。

ラビオリの食べ方

ラビオリに詰める具材

イタリアでラビオリに詰める具材は、リコッタチーズとほうれん草のペーストがもっともポピュラーだとされます。しかしそれも地域によってさまざま。ローマでは定番のペーストにナツメグをプラスしたり、サルデーニャ島ではほうれん草ではなくレモンを使ったりします。

一方、エミリア・ロマーニャ州でよく食べられる指輪状のトルテリーニには、肉類やパルミジャーノを入れるのが一般的。このように、ところ変われば具材も変わります。つまり、なにを詰めても良いということです。

ラビオリに合うソース

ラビオリは、シンプルなトマトソースから濃厚なクリームソースまで、どんな味わいにも合う万能なパスタです。どのソースにするかは具材にもよります。トルテリーニのように、鶏肉と野菜のスープで食べることも。具材に合わせた好みのソースを使ってください。

皮から手作りするラビオリのレシピ5選

1. もっちり食感。ほうれん草とナッツのラビオリ

強力粉と薄力粉で手打ちの生地を作り、リコッタチーズとほうれん草を詰め物にします。リコッタも、牛乳とレモンで手作りするこだわりよう。トマトソースを添えれば、定番のラビオリが完成です。

2. リッチな味わい。鮭の白子ペーストのラビオリ

鮭の白子をペースト状にして、ラビオリの具材にするユニークなレシピです。もちろん生地は手打ちで、トルテリーニ風に成形。フォアグラみたいにリッチな味わいが、マッシュルームソースに合います。

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