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出汁もブイヨンも使わない。
この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
家族を起こすためにスープを作りはじめ、約5年もの間、毎朝作り続けているというスープ作家の有賀 薫さん。
有賀さんが作るスープは、飲むというよりたっぷりの野菜を「食べる」スープ。素材の持ち味をぐーっと引き出した、シンプルでやさしい味わいが特長です。
家にある食材で、しかも主材料は2〜3つ。出汁もブイヨンも使わないレシピはWEBを中心に広く人気を集めています。
今回は、有賀さんらしい素材使いが際立つ、3つのスープのレシピを教えてもらいました。
あえてつぶ感を残して仕上げる「つぶしじゃがいものミルクポタージュ」
ミキサーがなくても大丈夫。じゃがいもやかぼちゃなど、煮くずれやすい野菜なら、小さく切って煮て、つぶすだけでもポタージュになります。完全になめらかなポタージュとは違い、じゃがいものつぶ感が残りますが、それがまた素朴で、美味しいのです。
材料(1~2人分)
じゃがいも…2個(300g~350g)
※男爵、きたあかり、とうやなど煮くずれやすい品種
牛乳…50ml
バター…10g
塩…適量
粉チーズ…適宜
作り方
1.じゃがいもは皮をむき、半分に切ってから1cmの厚さにスライスする。厚手の鍋にじゃがいもと塩ひとつまみを入れ、かぶるぐらいの水を加えて約12~15分煮る。しっかりやわらかくなったら、ざるに上げて湯を切る。
2.鍋にじゃがいもを戻し、火にかけて水分を軽く飛ばしてから火を止め、バターと塩ふたつまみを加えて、木べらなどでじゃがいもをつぶす。
3.じゃがいもがつぶれたら再び鍋を火にかけ、牛乳50mlと水100~150ml(分量外)を少しずつ加えて好みの濃度にのばす。最後に粉チーズの塩気を考慮して薄めに塩で味を調え、器によそって粉チーズをふる(粉チーズがないときは粗塩をトッピングする)。
キャロットラペのホット版「にんじんと干しぶどうのスープ」
ビストロの定番、にんじんサラダ・キャロットラペを温かくして食べる感覚のスープです。包丁よりスライサーで細切りにすると、表面がギザギザになって味が染み込みやすくなるのでおすすめ。
「にんじんってこんなに甘かったんだ!」と素材の美味しさを再発見できますよ。
材料(2人分)
にんじん…1本(約200g)
レーズン…20g
なたね油…大さじ1
※オリーブ油やサラダオイルでも可
塩…適量
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