ライター : 田村佳奈子

フードスタイリスト / フードコーディネーター / フードアナリスト

ウクライナ料理「ボルシチ」とは

ボルシチとは、目にも鮮やかな深紅色をした煮込みスープ。世界三大スープといわれ、ウクライナやロシア、東欧諸国の伝統的な料理です。インパクトあふれる鮮やかな深紅色は、ビーツの色。

ボルシチにはサワークリーム(スメタナ)を添えて、混ぜていただきます。深紅色と白のコントラストが目と心を奪う、美しくておいしいスープです。

ボルシチの英語名

そんなボルシチですが、英語ではどう呼ぶのでしょうか?英語表記では「Borscht」と書きます。ちなみにウクライナ語ではборщ(ボールシュチュ)と記載し、どちらも日本語での発音と若干異なりますので、ぜひ覚えておきたいですね。

ボルシチの代表食材であるビーツは、基本的にあまり味がしません。そのため、味の軸となるのは一緒に加えるトマト。さらに牛肉や野菜などいろんな食材を加えるため、それぞれの旨みや風味が染み出た味わいに仕上がります。

食べ方

ボルシチは、「スメタナ」という牛乳から作られたサワークリームを添えられています。これをスプーンで溶かしながら混ぜていただくのが、正しい食べ方です。深紅色と白のコントラストが目と心を奪う、美しくておいしいスープです。

ボルシチの基本レシピ

Photo by kanakotamura

今回のレシピで使う牛すね肉は、煮込み料理に適した部位。塊で販売されていることが多く、煮ると脂がにじみ出て旨みが増します。 筋繊維の多いすね肉をやわらかくするには、味付けをする前の下処理(下ゆで)がポイント。下ゆでをして、しっかりとアクを取り除くことで、臭みが緩和されますよ。

材料(2人分)

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