ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

パン屋さんのパンいつまで大丈夫?

賞味期限

パン屋さんで買ってきたおいしそうなパン。買ってすぐに食べられないとき、賞味期限はいつまででしょうか。賞味期限は、おいしく食べられる期間のこと。パン屋さんの焼き立てパンは、芳醇なバターの香りとふわふわの食感がたまりません。コンビニやスーパーのものとはやはり味や香りが違います。

スーパーやコンビニのパンに比べて、パン屋さんで手作りされたパンは保存料を使用しないため、日持ちがしません。一般的に焼いた当日中が賞味期限で、食パンは2~3日とされ、できるだけ早めに食べるのがよいでしょう。

なおパン屋さんのパンでも袋に入り、賞味期限が記載されていることがあります。その場合は記載されている賞味期限にそって、期限内に食べるようにしてください。

消費期限

一般的に、パン屋さんのパンの消費期限は3日と覚えておきましょう。消費期限は、安全に食べられる期間のこと。消費期限は賞味期限と違い、消費期限を過ぎると菌の繁殖やカビが生えてしまうこと、さらには著しく品質が低下してしまうことが考えられています。

消費期限を過ぎた食品は、安心、安全に食べられることを保証できません。消費期限はもちろんですが、おいしく食べられる賞味期限内になるべく食べ切りたいところです。

賞味期限が過ぎたら食べられない?

賞味期限が少し過ぎたからといって、すぐに捨てなければならないわけではありません。風味や食感は損なわれるかもしれませんが、賞味期限が1日すぎても体に影響が出ることはありません。

ただパンは劣化が早いため、消費期限が記載されていることが多い
です。消費期限が過ぎたパンを食べるのはおすすめしません。

また保管状況によっても、傷み具合は変わります。惣菜パンや生クリームをたくさん使っているパンは、賞味期限が過ぎれば風味が落ち、消費期限が過ぎたものはカビが生え始めていることもあります。気温や湿度が高い季節は、特に腐りやすくなるため、食べることは控えましょう。異臭があるものや、カビが見えたら食べずに廃棄してくださいね。

常温での保存が基本

パンは、基本的には常温保存がおすすめですしかし、焼きたてのパンをポリ袋に入れて常温保存すると、蒸気が袋の中にこもりパンが湿気てしまいます。冷めるまで紙袋に入れるか、袋類に入れずに置いておきましょう。

しっかりと冷めたパンはポリ袋に入れるか、ひとつずつラップに包み常温保存します。温度差の激しい場所や直射日光が当たる場所は避け、涼しい場所で保存してください。

またクリーム類やフルーツを使用したパンやサンドイッチなどは、食材に多く水分を含むため、とても傷みやすいです。冷蔵庫に入れて保存してください。

冷凍保存で長持ちさせよう

せっかくパンを購入しても、消費期限をうっかり忘れてしまったことはありませんか。またたくさんのパンを買ってしまい、一度に食べきれないことも。そんなときは、冷凍保存がおすすめです。ただし、パンの種類によって冷凍保存の向き・不向きがあるため、保存方法を変えるとよいでしょう。

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