ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

にんじんのベストな保存方法は?

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にんじんは湿気が苦手で、蒸れたり湿ったりすると傷みやすい野菜です。そのうえ乾燥にも弱いため、購入したままの状態でおいておくと黒ずんでシナシナになることも。にんじんのおいしさをキープするためには、適切な保存方法を知ることがとても大切です。

この記事では、野菜ソムリエがにんじんの保存方法を常温・冷蔵・冷凍に分けてご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

にんじんの保存のポイント

  1. 購入したままの状態で保存しない
  2. 保存するときは湿気と乾燥に気をつける

にんじんの常温保存方法(保存期間:約1週間)

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にんじんは気温の低い冬場であれば常温保存が可能です。湿気に弱いため購入した状態で保存しないことがポイント。袋に入れたままにしておくと、水分がたまって傷みやすくなります。

必ず水分を拭き新聞紙に包んでから直射日光の当たらない涼しい場所に保存しましょう。1週間程度保存可能です。

土がついたものや葉がついたものはどうする?

土がついたものは洗わずにそのまま新聞紙で包み涼しい場所に保存しましょう。葉がついたものは、つけたままにしておくと水分がどんどん奪われます。購入したらすぐに切り分けて別々に保存するのがコツ。

日持ちさせるコツ

  1. 湿気と乾燥を防ぐ
  2. 直射日光が当たらない涼しい場所で保存
  3. 気温の低い季節以外は常温保存を避ける

丸ごとにんじんの冷蔵保存方法(保存期間:約3週間)

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涼しい季節以外は、にんじんは冷蔵保存がおすすめです。保存するときは湿気と乾燥防止のため、キッチンペーパーや新聞紙で包んでからポリ袋に入れます。立てた状態で冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。鮮度をキープできます。

にんじんから出る水分でキッチンペーパーは湿りやすいです。2〜3日に一度取り替えるとよいですよ。3週間ほど保存可能です。

日持ちさせるコツ

  1. キッチンペーパーや新聞紙で包んでポリ袋に入れることで湿気防止
  2. 立てた状態で保存
  3. キッチンペーパーは2〜3日に一度取り替える

使いかけにんじんの冷蔵保存方法(保存期間:約1週間)

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カットした使いかけにんじんは、全体をラップでぴったり包んで冷蔵庫に保存します。約1週間程度保存可能。乾燥しやすいので早めに使うのがおすすめです。

日持ちさせるコツ

  1. ラップでぴったり包む
  2. 乾燥しやすいので早めに使う

にんじんの冷凍保存方法(保存期間:約1ヶ月)

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にんじんを長持ちさせたいなら冷凍するのがイチオシです。約1ヶ月保存可能。ただ、にんじんは丸ごとや大きめに乱切りにして冷凍すると食感の変化を感じやすいです。

薄切りや千切り、みじん切り、ピーラーで薄くカットするなど切り方を工夫するのがポイント。水分を拭いてからフリーザーバッグに入れ空気を抜いて封をし、冷凍庫に入れます。

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