7. ぬか床を休ませる

上記の対処法でも酸味が抑えられないときは、ぬか床を一旦休ませると良いでしょう。2週間~1カ月ほど休むときは、いち時的に冷蔵庫にいれるのがおすすめ。乳酸菌が寝たふり状態になるので発酵が止まります。

1カ月以上休ませるときは、冷凍庫を活用するのがポイント。冷凍用の密閉保存袋にぬか床を入れて、冷凍庫に入れればOKです。常温で解凍すると、ふたたび乳酸菌の発酵が始まります。

酸っぱいぬか漬けに関するよくある質問

酸っぱいぬか漬けは食べられますか?

酸っぱいぬか漬けは食べても問題ありません。酸味の原因は、乳酸菌の過剰発酵によるものなので安全です。逆に酸っぱいぬか漬けが好きという方は、乳酸菌の発酵を促すようにしても良いでしょう。ただし、乳酸菌以外の雑菌やカビなども増えやすくなるため、バランスには気を付けます。

酸っぱいぬか漬けを食べると舌に刺激があるのはなぜですか?

酸っぱいぬか漬けで、舌にピリッとした刺激を感じたことがある方がいるかもしれません。これは、乳酸菌が増えすぎたことで過剰発酵した場合に起こります。せっかくの野菜の風味が損なわれてしまったり、酸味が強すぎて食べにくくなったりと何かと困りますよね。先ほど紹介した対処法を実践しつつ、ちょうど良い酸味のぬか漬けを作ってみてください。

無駄なく活用!酸っぱいぬか漬けの救出レシピ3選

1. 塩味とマイルドなコクが絶品。ぬか漬けチャーハン

にんじんやきゅうり、大根などを使う、ぬか漬けチャーハンです。さっぱりとした野菜の風味と、中華らしいうま味がクセになります。卵でふわっと全体を絡めるのがポイント。ぬか漬けのほど良い塩味と、卵のマイルドなコクが非常によく合います。フライパンは強火で温めておき、手早く炒めるのがコツです。

2. ピリッとうま辛。カレー風味のぬか漬けサラダ

ぬか漬けにカレー粉を加える、スパイス感がたまらないひと品です。アボカドとマヨネーズでまろやかな風味に仕上げるため、深みのある味になります。ぬか漬けの野菜は、お好みでアレンジできるのがうれしいポイント。魅力的な香りに思わずうっとりしてしまいます。辛いものが好きな方にいち押しです。

3. ボリューム満点の食感。タルタルソース

きゅうりのぬか漬けを活かし、マヨネーズやゆで卵を加えるタルタルソースのレシピです。きゅうりや玉ねぎの食感により、料理にアクセントをプラスできます。ぬか漬けらしい塩味とコクが、味に深みを与えますよ。材料は少し大きめにカットすると、ボリューム感が出ます。

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