ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

おつまみに欠かせない焼き鳥

飲み会には欠かせない料理のひとつ、焼き鳥。香ばしく仕上げられた焼き鳥は、キンキンに冷えたビールやお酒との相性が抜群ですよね。あなたは”塩派”ですか?それとも”タレ派”ですか?部位によって塩とタレを変える方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな日本人には欠かせない、焼き鳥。日本人の肉食文化というのは、南蛮人の食文化の到来から始まるとされていて、それまで禁止されていたお肉を好んで食べる南蛮人の姿は、当時の日本人からすると衝撃的だったようです。のちに、キリスト教の弾圧により日本の肉食文化の繁栄も衰退していったといいます。歴史をたどってみると、焼き鳥の始まりは、日本からでははなかったのですね。
ちなみに、江戸時代の書物には鶏をつかった様々な料理が取り上げられていたそう。江戸時代の終わりごろには、神社などで”焼き鳥”が売られている様子も見受けられたといいます。幕末から始まったと言われる焼き鳥屋。そんなに昔から、焼き鳥は日本人に愛されていたのですね。

焼き鳥の種類ってどのくらいあるの?

さてそんな焼き鳥ですが、お店に行くと、その種類の多さに驚きません?焼き鳥屋さんの壁にメニューがずらりとかがげられているのを見たことがある方もおおいでしょう。メニューを見ただけでは、いったいそれが鶏肉のどの部位なのか想像がつかないものもあったり、たくさんの種類を取り扱っているお店では、聞いたこともないような名前のものもあったりしますよね。
果たして、実際に焼き鳥はどのくらいの種類があるのでしょうか。部位ごとにご紹介していきたいと思います!

正肉の種類は全部で10種類

モモ

「迷ったらまずはこれ!」と言っても過言ではない、モモ。足の部分から付け根にあたる部位で、焼き鳥を食べたことがある方なら、ほとんどの方が一度は食べたことがあるでしょう。ちなみに、モモ1本の平均的なカロリーは塩で約80kcalで、タレで約88kcalだそうです。

ムネ

ムネは、鶏の胸にあたる部位。脂肪が少なくあっさりとした味わいが特徴です。こちらも塩とタレから選べる場合が多いと思いますですが、お肉そのものがあっさりとしているため、タレがおすすめです。

ねぎ間

焼き鳥の定番とも言えるねぎ間!モモ肉もしくはムネ肉をねぎと交互に串に刺したものです。実は、この”ねぎま”という名前の意味はねぎを間に挟んでいるからではないそうなのですよ。「ねぎ」はそのまま野菜の葱のことなのですが、「ま」というのが間ではなくお魚の鮪(まぐろ)のことなのだそうです。「葱と鮪」から「ねぎま」になったようです。
その”鮪”の代用品として”鶏肉”が使われるようになり、今現在のねぎまとなったそうです。 こちらは知らなかった方多いのではないのでしょうか?こちらは甘辛いタレで食べるのがおすすめです。
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