ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

カレーはじゃがいもに種類で味わいが変わる!

Photo by 稲吉永恵

カレーは、入れるじゃがいもの種類によって仕上がりが変わります。トロトロにとけてカレーと一体化したりほっくり存在感を感じたり、その日の気分で味わいたいタイプも違いますよね。じゃがいもの種類別の特徴や仕上がりをチェックしていきましょう。

ぽってり仕上がる【男爵】

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男爵の見た目は球形で、粉質なのが特徴です。果肉は白く食感はホクホクとしています。煮崩れしやすく、形が残った部分もほっくり口溶けがよいですよ。長く煮るとカレールーと一体化し全体的にぽってりとした仕上がりになります。

煮崩れしにくい【メークイン】

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メークインは細長い卵形。ねっとりと粘質なのが特徴です。果肉は淡い黄色でしっとりキメが細かいですよ。煮崩れしにくく、カレーに加えてじっくり煮込んでもじゃがいもの存在感を感じられます。舌ざわりがなめらかで、しっかりじゃがいもを楽しめますよ。

じゃがいもの種類別。カレーの仕上がり比較

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カレーに入れるじゃがいもの比較方法

男爵とメークインを使って2種類のカレーを作ります。じゃがいもは同じ切り方にして、カレーのレシピは同じです。仕上がりの見た目や煮崩れ具合、味わい、食感を食べ比べ、その違いを見ていきましょう。

比較結果

作ったカレーは、鶏もも肉、玉ねぎ、にんじん、そしてじゃがいものシンプルなもの。大きさもそろえて作りましたが、はっきりと見た目に差がありました。ホクッとしたじゃがいもの食感を味わいたいならメークインを、トロッとまろやかなカレーがお好みなら男爵を使うとよいですよ。
じゃがいもの種類煮崩れ具合味わい食感
男爵小さくなったり煮崩れてカレーと一体化したりしている甘みが増しまろやかさがアップぽってりクリーミー
メークイン角は取れているがしっかり形が残っているカレーの辛さはそのままに、じゃがいもの旨みも味わえるサラッとしている

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