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まるでクリームみたい!
この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
レストランや洋食店のメインディッシュに、さりげなく添えられているマッシュポテト。自宅で作るのとは一味違う、濃厚でクリーミーな美味しさには特別感がありますよね。そんなマッシュポテトを「もっとたっぷり、思う存分食べたい!」と願う人も多いはず。
そこで、伊勢丹新宿店本館地下1階、キッチンステージで腕をふるう柬理美宏シェフに作り方を教えてもらいました。
「バター、生クリームをたっぷり使ったリッチなマッシュポテトです。なめらかで口溶けよく仕上げるには、じゃがいもの茹で方とつぶし方にコツがあるんですよ」
濃厚で口溶けなめらかなマッシュポテトの作り方
材料(作りやすい分量)
じゃがいも(男爵)…大3個(500g)
バター…100g
牛乳…100ml(1/2カップ)
生クリーム…100ml(1/2カップ)
塩…小さじ1
白こしょう…適量
①じゃがいもを水から30~40分茹でる
じゃがいもは皮つきのまま鍋に重ならないように入れ、たっぷりの水を入れて中火にかけます。グラッとひと沸きしたら弱火にして30~40分茹でましょう。グラグラ沸いた湯で煮ると、表面だけに火が通り、中は生のまま。中心まで火が通る頃には皮がめくれ、表面が煮崩れてしまいます。
②じゃがいもが熱いうちに皮をむいて、つぶす
今回のレシピで一番大切なのは、じゃがいもを冷まさないことです。つぶすときは、熱々のうちに手早く!
口溶けよくなめらかな食感に仕上げるために、じゃがいもをこね回すのはNGです。ねばりが出て、ねっとりべったりした食感になってしまいます。マッシャーがあると便利。
③じゃがいもにバターを加え混ぜ、水分を飛ばす
つぶしたじゃがいもを少し大きめの鍋に入れ、弱火にかけて温めながら粉ふきいものように水分を飛ばし、10g~20gずつ切り分けたバターをのせてじゃがいもの余熱で溶かします。
※バターに火を入れ過ぎないほうが良い
④別の鍋で牛乳、生クリームを温め、じゃがいもに練り込む
最後までじゃがいもを冷まさないよう、牛乳と生クリームを沸騰させない程度に温め、3回に分けてじゃがいもに加えます。そのつど、ヘラでよく混ぜてじゃがいもになじませます。
⑤塩、白こしょうを加えてさらに練り込む
じゃがいもがなめらかになり、ヘラにまとわりつかなくなるまで練り混ぜたら完成!
マッシュポテトの美味しい食べ方 シェパーズパイ
美味しいマッシュポテトができたら、ぜひ作ってみてほしいのがシェパーズパイ。イギリスの伝統料理で、ひき肉とマッシュポテトの重ね焼きのことです。マッシュポテトにバターと生クリームをたっぷり練り込んであるので、チーズなしでもこんがり黄金色に焼き上がります。
<材料>(4〜5人分)
マッシュポテト…500g〜600g
牛ひき肉…300g
玉ねぎの薄切り…80g
にんにくのみじん切り…1片分(5g)
塩…少々(3g)
白ワイン…50ml(1/4カップ)
トマトケチャップ…40g
フレッシュタイム…適量
オリーブ油…適量
バター…適量
①フライパンにオリーブ油、にんにく、タイムを入れ、弱火で熱して香りを出す
②玉ねぎ、牛ひき肉を炒め、白ワイン、ケチャップの順に加える
牛ひき肉は脂を少し残すようにして炒めます。白ワインのアルコール分を飛ばしたら、ケチャップを加えて鍋肌で沸々と温めましょう。
ケチャップ特有の酸味を飛ばしてコクを引き出し、全体に馴染んだらタイムを取り出します。
③耐熱容器にひき肉、マッシュポテトの順に重ねてオーブンで焼く
耐熱容器にバターをまんべんなく塗って②を入れ、マッシュポテトを重ねるようにして敷き詰め、200度に熱したオーブンで20〜25分焼きます。
黄金色の焼き目とふんわりコクのあるマッシュポテトと、ガツンとパンチのあるひき肉の層が口の中で一体となって、思わず笑みがこぼれる美味しさ。美味しいマッシュポテトが作れたら、ぜひ試してみてください。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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