一般的なやり方

こんにゃくダイエットは、食前にこんにゃくを食べて満腹感を増したり、食事に置き換えたりする方法が一般的です。

しかし、食前にこんにゃくを食べたからといって、いつも通りの食事をしてしまうと、摂取カロリーが多くなるおそれが。また、こんにゃく単品を食事で置き換えてしまうと、必要な栄養素が不足してしまいます。

こんにゃくダイエットに限らず、単品だけ食べる食事制限は控えて、適度な運動を取り入れながら長期的に続けられる方法でダイエットをおこないましょう。(※2)

管理栄養士おすすめのやり方

おすすめは、こんにゃくをカロリーや糖質が多い食材の代わりに使うやり方。また、いつもの料理にこんにゃくをプラスすると、全体のカロリーを抑えられますよ。

たとえば糸こんにゃくを刻んでごはんと一緒に炊いたり、麺類の代わりに使ったりすればカロリーと糖質を大幅にカットできます。

また、こんにゃくだけを食べるのではなく、いろんな食材と組み合わせて栄養を満遍なく摂るように意識しましょう。(※1)

こんにゃくダイエットの注意点

注意点

  1. 食べ過ぎないようにする
  2. 調味料の量に気を付ける
こんにゃくには、便のかさを増やし、腸の動きを促すはたらきがある不溶性食物繊維が豊富に含まれています。しかし、摂り過ぎると便が硬くなるおそれが。

こんにゃくは、便をやわらかくしてくれる水溶性食物繊維と一緒に摂るのがおすすめ。海藻類、果物などに多く含まれます。いろんな食材を組み合わせて食べることで、水溶性・不溶性の食物繊維をバランスよく摂りましょう。

また、調味料の使いすぎにも注意が必要です。塩分の摂りすぎは、むくみを引き起こす原因に。砂糖やみりんなどには糖質が、マヨネーズやドレッシングには脂質が多く含まれています。ダイエット中に使う調味料は最小限にして、薄味を心がけてくださいね。(※1,7,8)

【Q&A】こんにゃくダイエットをするなら、朝or夜?

A:こんにゃくダイエットは、夜にするのが適しています。

人の体内には、「ビーマルワン」という脂肪の合成を促進するたんぱく質があります。ビーマルワンは午前6時から午後4時までがもっとも低下し、夜にかけてしだいに増えていく特徴が。夜遅くなるほど摂取したエネルギーは脂肪に変わりやすいため、食事内容に注意する必要があります。

朝食や昼食は栄養バランスを意識しながらしっかり食べて、夜はこんにゃくを使ったヘルシーな食事にすれば、効率よくダイエットをおこなえますよ。(※9)

【Q&A】こんにゃくを食べるタイミングはいつがおすすめ?

A:こんにゃくは食前に食べるのがおすすめです。

不溶性食物繊維を多く含むこんにゃくは、弾力があり噛み応え抜群の食品。食事の際の満足感が高まることで、食べ過ぎによる肥満対策に役立ちます。(※3)

【Q&A】こんにゃくを食べてよい量はどれくらい?

A:成人で約250g程度までを目安に食べるのが良いでしょう。商品にもよりますが、板こんにゃく約1枚分、不溶性食物繊維の量は約5gです。

こんにゃくに豊富な不溶性食物繊維を摂り過ぎると、便が硬くなるおそれが。果物やわかめなど、水溶性食物繊維を含む食材と組み合わせてバランスよく摂取しましょう。(※1,8,10)
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