ライター : 前田未希

料理家 / フードコーディネーター

失敗しようがない優秀レシピ「ホイル焼き」

こんがりと焼いたサンマに、ほっこりと炊いた栗ご飯、体があたたまる豚汁、焼き銀杏……秋は和食が恋しくなる季節ですね。 今日は腕を振るうぞ!と気合を入れる日も、全てが手のかかるものだと大変です。 そんな時、材料を詰めてフライパンへ入れるだけの、ほったらかしで美味しくできる秋鮭のホイル焼きはいかがですか? ホイル焼きは、素材が蒸し焼きにされるため旨味が凝縮されて美味しくなります。 フライパンも汚れないので、片付けも楽々です。 この時期は脂ののった鮭が手に入るので、素材の旨味をふんだんに活かしたホイル焼きは特にオススメ。お酒のお供にも、夕飯のメインにもぴったりですよ。

『秋鮭のホイル焼き』の作り方

分量(2人分)

鮭 2切れ しめじ 1/2パック  玉ねぎ 1/4玉 人参 1/3本 バター 10g 刻みネギ 適量 ポン酢・レモン醤油等 おこのみで

作り方

①玉ねぎと人参は細切り、しめじは石づきを切り落とし手でほぐす。
②ホイルを30cmほど出し、中央に玉ねぎを敷き詰める。
一番最初に玉ねぎを敷くと鮭が焦げつかず、玉ねぎの甘みが鮭に移ります。
③玉ねぎの上に鮭をのせ、鮭の表面に塩(分量外)を振る。
④しめじと人参を上にのせ、中央にバターをひとかけらずつ乗せる。
⑤ホイルを下から中央にむけて折りたたむ。
⑥上から中央にむけて、同じように折りたたむ。
⑦上に隙間が生じる場合は、もう1枚ホイルを出して上にかぶせる。
⑧両端の具が入っていない余白部分を、内側に向けて丸めて密閉する。
しっかり密閉しましょう。 加熱すると汁気が出ますが、漏れるとフライパンが焦げてしまいます。
⑨フライパンに油を敷かず、ホイルを乗せ中火にかける。
⑩ホイルからグツグツと音がし始めたら、蓋をして弱火にし、10分加熱する。

ホイルを開けて、アツアツを召し上がれ!

ホイルが熱くなっているので、火傷に気をつけて取り出してください。開けたら刻みネギをのせ、レモンを沿えていただきましょう。 さっぱり楽しむならレモンとお醤油。バターのコクを楽しみたい場合はお醤油のみか、ポン酢をかけてどうぞ。 鮭のホクホクとした食感に、柔らかく甘みの出た野菜がほっとする美味しさです。 上品な味わいなので、日本酒や焼酎など、お酒の味を楽しみたいものと合わせると良いですよ。

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