ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

とうもろこしの上手な保存は?

Photo by 馬原 香織

とうもろこしは収穫してから時間と共に甘味や旨味が落ちていきます。きちんと保存すると鮮度が落ちにくく、日が経ってもおいしく食べられますよ。保存方法は「ゆでてから」と「生のまま」の2パターンあり、それぞれ冷蔵と冷凍が可能です。とうもろこしを適切に保存して、鮮度をキープしておいしくいただきましょう。

とうもろこしを保存する際のポイント

  1. 購入してすぐ食べるなら冷蔵保存でOK
  2. 長期保存なら冷凍がおすすめ
  3. 生で保存する場合は、皮付きのまま

とうもろこしの保存方法と期間一覧

保存方法保存期間手順
生とうもろこし冷蔵約3日皮付きのままキッチンペーパーで包みポリ袋や保存袋に入れて立てた状態で保存
皮をむいた場合は、ラップでぴったりと包んで立てて保存
冷凍約1ヶ月皮付きのまま1本ずつラップで包み、冷凍用ジッパー袋に入れ空気を抜いて密封して保存
加熱後のとうもろこし冷蔵2〜3日ゆでたての熱いうちにラップで包み、粗熱が取れたら保存
冷凍約1ヶ月丸ごとゆでたものは1本ずつラップで包み、冷凍用ジッパー袋に入れ空気を抜いて密封して保存
輪切りのものはそのまま冷凍用ジッパー袋に入れ空気を抜いて密封して保存

生のとうもろこしの保存方法

冷蔵(保存期間:約3日)

Photo by 稲吉永恵

とうもろこしは、低温保存が向いています。常温保存を避け、冷蔵・冷凍保存するようにしましょう。とうもろこしを生で冷蔵保存する場合は、皮付きがおすすめ。キッチンペーパーで包みポリ袋や保存袋に入れて立てた状態で保存します。皮をむいた場合は、ラップでぴったりと包んで立てて保存しましょう。

冷蔵庫で3日ほど保存可能。食べるときは、ゆでるかラップで包んで電子レンジで加熱しましょう。薄皮を2〜3枚つけたまま加熱すると、旨味やおいしさを保てますよ。

冷凍(保存期間;約1ヶ月)

Photo by 稲吉永恵

生のままとうもろこしを冷凍保存する場合は、1本ずつラップで包み、冷凍用ジッパー袋に入れます。空気を抜いて密封し、冷凍庫へ入れましょう。

生のまま冷凍保存したとうもろこしの保存期間は1ヶ月程度。調理するときは、凍ったままゆでたり電子レンジで加熱したりします。蒸したり焼いたりする場合も凍ったまま調理しましょう。

電子レンジでもOK!ゆでたとうもろこしの保存方法

冷蔵(保存期間:2〜3日)

Photo by 稲吉永恵

とうもろこしをゆでてから保存する場合は、ゆでたての熱いうちにラップで包みます。粗熱が取れたら、冷蔵庫へ入れてください。

とうもろこしを水からゆでるなら、ゆで始めて沸騰してから3分で火を止めてザルにあげます。お湯からゆでる場合は、沸騰してから入れ3〜5分ゆでてください。水1Lにつき塩小さじ2杯入れてゆでるとよいですよ。電子レンジでゆでる場合は、電子レンジ600Wで5分ほど加熱してください。

保存期間は2〜3日程度です。温め直すときは、ラップで包んだまま電子レンジ600Wで1分半〜2分程度温めましょう。

冷凍(保存期間:約1ヶ月)

Photo by 稲吉永恵

とうもろこしをゆでて保存する場合、丸ごとでも輪切りにしてもよいです。粗熱がとれたら、水気をきれいに拭き取るのがポイント。丸ごとの場合はラップで包み、輪切りの場合はそのまま冷凍用ジッパー袋に入れます。空気を抜いて密封し冷凍庫へ入れましょう。また、粒を外して冷凍保存しておくととても便利です。こちらも冷凍用ジッパー袋に入れて平らにし、空気を抜いて密封して保存しましょう。

保存期間は約1ヶ月です。ゆでてから冷凍したとうもろこしは、冷蔵庫で自然解凍したり、凍ったまま加熱調理したりしましょう。丸ごと保存した場合は、ラップのまま電子レンジ600Wで3~4分加熱します。輪切りの場合は、ラップをしてから1分程度加熱すればOK。粒を外して冷凍した場合は、凍ったまま炒めたりスープに入れたりしましょう。自然解凍すると、水分が出て食感も味も悪くなるため、避けてください。
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