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旬のとうもろこしを存分に味わおう
夏が近づき、スーパーや八百屋さんに並ぶ夏野菜。なかでもとうもろこしを見かけると、季節が変わったことを実感します。いよいよ、甘みと塩気が混じった、ゆでとうもろこしがおいしい時期に突入です。季節の野菜は、旬のおいしさを存分に味わいたいものですよね。とうもろこしは、ゆでる際にちょっとした注意をすれば、甘くてジューシーに仕上げることができますよ。
ご紹介するポイントを取り入れて、ぜひ試してみてください。
おいしいとうもろこしの選び方
おいしく食べられる野菜の共通点は、やはり鮮度。3つの点に注意してとうもろこしを選べば、新鮮なとうもろこしを選ぶことができます。
選ぶポイント
1. 皮とヒゲがついたままのもの
皮から身を離してしまうと鮮度が落ちるスピードが増してしまいます
2. 外皮は緑色、ヒゲは茶褐色の濃いものを
ヒゲの色が濃いと完熟の状態です
3. ヒゲは多い状態のもの
1本1本のヒゲはコーンの粒それぞれにつながっているため、ヒゲの量が多いほど、粒が詰まっている状態です
鮮度良く、大きさが揃った粒の多いものが良いとうもろこしと言われています。生のとうもろこしは、鮮度落ちるのが早いので、完熟の状態のとうもろこしは早めにいただくのがおすすめです。
皮ごとゆでることがポイント
ゆでる前の特別な下準備はありませんが、皮を剝がし切らないことが大切なポイントになります。重なった皮の最後1枚だけを残してゆでることで、コーンの水分を守ります。これによって、コーンの甘みとおいしい水分を逃さず、ジューシーに仕上げることができるんですよ。
仕上がりで選べる2種類のゆで方
水の状態からゆでるか、沸騰してからとうもろこしを入れるかによって、できあがりの食感が変わります。水の状態からとうもろこしを入れた場合には、ジューシーな食感、沸騰してから入れた場合には、シャキッとした食感を楽しめます。
水からゆでる(ジューシーな仕上がり)
1. 塩分濃度が2.5〜3%の水を用意する
※とうもろこしがつかるお水の量(ℓ)× 25
2. 皮付きのとうもろこしを鍋に入れ、用意した塩水をひたひたになるくらいまで入れる
3. とうもろこしが浮くようであれば、小鍋の蓋などで押さえる
4. 強火でゆで始め、沸騰してから3〜4分ほどゆでる
塩気を均等につけたい場合は、菜箸などでお湯の中のとうもろこしを転がします
5. ざるに上げたら、皮をむいてできあがり
※熱をとおしたとうもろこしの皮や髭は簡単にむけるはずです
水からゆでるとなぜジューシーになるの?
水からゆでることにより、とうもろこしが糊化(こか)することに理由があります。糊化とは、食材に含まれるデンプンがのり状になることを言うのですが、糊化するには多くの水分量が必要になります。水からゆでることによって、水分を吸収する時間が増えるため、とうもろこしの中のデンプンがのり状化しジューシーな味わいになるというわけなんです。
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