食べ過ぎると太る?大豆製品のカロリー

重量カロリー
大豆(水煮)1人前/30g37kcal
木綿豆腐1丁/300g219kcal
納豆1パック/45g83kcal
豆乳1パック/200g86kcal
きな粉大さじ1杯/6g27kcal
(※6,10)
大豆製品はたんぱく質が豊富で脂質も含むため、意外とカロリーは高めです。

イソフラボン量と同じく、カロリーも摂り過ぎにならないよう大豆製品に偏らず、いろいろな食品と組み合わせて摂るようにしましょう。

【Q&A】大豆はどれくらいの量を食べて良い?

A:豆類の一日あたりの摂取量は、100gが目標とされています。また、日常的に摂取する大豆イソフラボンアグリコンとしては、一日あたり70~75mgが上限です。

厚生労働省が推進する健康日本21では、豆類はカルシウムを豊富に含む食品として、一日100gの摂取が望まれています。イソフラボンアグリコンの含有量で考えると、たとえば納豆1パック(45g)と豆腐半丁(150g)といったように、少しずつ組み合わせて摂ると良いでしょう。(※2,10)

【Q&A】男性の大豆の食べ過ぎは良くない?

A:男性の場合も食べ過ぎは良くありません。

男性の場合、適量のイソフラボン摂取は薄毛対策となったり、女性と同様に骨を丈夫にしたりといった作用が期待できます。しかし、摂り過ぎると女性化が進んでしまうおそれが。男女ともに、適量を食べるようにしましょう。(※11)

【Q&A】大豆を食べ過ぎるとアレルギーになるって本当?

A:同じものを食べ続けることでアレルギーが出る場合もあります。

アレルギーの原因となる食べ物を食べてすぐにじんましんやかゆみなどの症状が出る「即時型」のアレルギーに対して、症状が数時間~数日後に出る「遅延型」のアレルギーがあります。遅延型のアレルギーでは、頻繁に同じ食べ物を摂ることが原因で少しずつ炎症やダメージを与えている場合も。大豆を毎日大量に食べ続けていると、このようなアレルギーの原因になるおそれも考えられます。(※12)

食べ過ぎには注意。大豆を正しく摂取しよう

健康に良いとされる食材である大豆。どんな食材にもいえますが、健康に良いからといって摂り過ぎは良くありません。とくに、サプリメントでイソフラボンを摂取している方は、知らず知らずのうちに多く摂り過ぎてしまっている場合も。一日の摂取目安量をきちんと守れば、あなたの身体を整える心強い味方になってくれますよ。

大豆製品を上手に料理に使って、バランスの良い食事を心がけましょう。
【参考文献】
※6 八訂食品成分表2021|女子栄養大学出版部
(2024/02/07参照)
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