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納豆の食べ過ぎによる体への影響
竹内先生:
「ワルファリンのように血液を固まりにくくする薬を服用している場合や、マリンスポーツが好きな方やクラゲに刺されたことがある方で納豆を食べた後にアレルギーを認めた場合は、納豆に注意が必要です」(※1,2)
「ワルファリンのように血液を固まりにくくする薬を服用している場合や、マリンスポーツが好きな方やクラゲに刺されたことがある方で納豆を食べた後にアレルギーを認めた場合は、納豆に注意が必要です」(※1,2)
注意点
- 太る原因に
- プリン体の過剰摂取で痛風のリスクが高まる
- ビタミンKと薬の相互作用に注意
- イソフラボンの過剰摂取につながる
- 腹痛や便秘を引き起こす
- 塩分の摂り過ぎに注意
太る原因に
ヘルシーなイメージがある納豆ですが、1パック(40g)あたりのカロリーは76kcalです。意外と多いと感じる方もいるのではないでしょうか。
納豆を一日に何パックも食べるとカロリーの摂取過剰となり、ダイエットの妨げになるおそれがあります。(※3,4)
納豆を一日に何パックも食べるとカロリーの摂取過剰となり、ダイエットの妨げになるおそれがあります。(※3,4)
プリン体の過剰摂取で痛風のリスクが高まる
納豆1パック(約40g)には、プリン体が約46mg含まれています。プリン体は体内で尿酸となって排出されますが、尿酸が過剰になると尿酸塩となり、関節に蓄積するおそれが。
プリン体は過剰摂取すると尿酸が多くなり過ぎて痛風の危険性が高まるため、一日の摂取量は400mgまでが目安。これは納豆8パックほどに相当する量です。納豆のほかにも、レバーやビールなどにプリン体は多く含まれています。摂取量には十分気を付けましょう。(※3,5,6,7)
プリン体は過剰摂取すると尿酸が多くなり過ぎて痛風の危険性が高まるため、一日の摂取量は400mgまでが目安。これは納豆8パックほどに相当する量です。納豆のほかにも、レバーやビールなどにプリン体は多く含まれています。摂取量には十分気を付けましょう。(※3,5,6,7)
ビタミンKと薬の相互作用に注意
納豆には、出血の際に血液を固める作用があるビタミンKが多く含まれています。ワルファリンのように血液を固まりにくくする薬を服用している場合、ビタミンKの多量摂取によって薬の作用が弱まるおそれが。かかりつけの医師に相談したうえで、納豆の摂取は避けましょう。(※8)
イソフラボンの過剰摂取につながる
納豆をはじめとする大豆製品には、「大豆イソフラボン」が含まれています。大豆イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」と似たはたらきをするため有用性がある一方、摂り過ぎると健康を損なうリスクがあるとも考えられています。
特に健康食品やサプリメントで大豆イソフラボンを摂っている方は、過剰摂取になりやすいので注意が必要です。(※9)
特に健康食品やサプリメントで大豆イソフラボンを摂っている方は、過剰摂取になりやすいので注意が必要です。(※9)
下痢や便秘を引き起こす
納豆は水溶性と不溶性の2種類の食物繊維をどちらも含んでおり、適量であれば腸内環境を整えるのに役立ちます。水溶性食物繊維は便をやわらかくする作用があり、不溶性食物繊維は便の量を増やして腸を刺激するはたらきがあります。しかし、食物繊維は摂り過ぎると下痢や便秘を引き起こすおそれが。
通常の食事以外にサプリメントから食物繊維を摂っている方は、過剰に摂り過ぎないよう気をつけましょう。(※4,10)
通常の食事以外にサプリメントから食物繊維を摂っている方は、過剰に摂り過ぎないよう気をつけましょう。(※4,10)
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