じつは冷凍したほうがおいしくなる?

生の玉ねぎは、辛くてあまりたくさんは食べられませんよね。しかし、玉ねぎは本来糖度が高く、多くの甘味成分が含まれています。加熱すると辛み成分が変化し、甘く感じるようになるのだそうです。 玉ねぎを冷凍すると、辛味成分が壊れて甘味成分が強くなり、甘く感じるようになります。

栄養価は変わらないの?

野菜を冷凍保存すると、栄養価が落ちてしまうと思われがちです。しかし、正しく冷凍保存すれば、冷凍しても栄養価は落ちないんですよ。 玉ねぎの栄養価を落とさない冷凍保存方法としては、玉ねぎをラップで包み、ジップ付きの保存袋に入れて冷凍するだけ。袋に入れる時は、なるべく空気を抜いて真空状態にしてから冷凍しましょう。玉ねぎ自体の劣化もせず、栄養価も変わらず保存することができます。

アメ色玉ねぎが時短で作れる

アメ色玉ねぎは時間をかけて炒めて作るイメージですが、冷凍した玉ねぎを使えば炒める時間が短くなるんです! 玉ねぎはみじん切り、または千切りにしてから冷凍保存しておきましょう。炒める時は解凍せず冷凍のままでOK。油をひいた鍋に、凍ったままの玉ねぎを入れて炒めます。玉ねぎから水分が出てくるので、油はたくさん入れなくても焦げにくいんですよ。 中火で炒めて1分程で玉ねぎに色が付き始めます。なんと5分ほど炒めるだけでアメ色玉ねぎができます。カレーやグラタンなど、色々な料理に甘味とコクをプラスするアメ色玉ねぎ。ぜひ試してみてください!

冷凍玉ねぎのおすすめレシピ

1. 秋鮭グリルの玉ねぎソース

秋鮭にアメ色玉ねぎとポン酢で作ったソースを乗せて、甘くさっぱりと食べられるレシピをご紹介します。 タイム、みりん、酒、醤油、オリーブオイルを混ぜて作ったマリネ液に鮭を数時間漬け、こんがりするまで焼きます。ソースは、フライパンにアメ色玉ねぎ、ポン酢、バター、水を入れ強火にかけ、とろみが付いたらできあがり。こんがり焼いた鮭と、甘味を感じるさっぱりとしたソースがよく合います。 アメ色玉ねぎは、ぜひ上でご紹介した冷凍玉ねぎを使う方法で作ってみてくださいね。簡単にアメ色玉ねぎが作れたら、面倒だと思っていたレシピにもチャレンジできます。

2. アンチョビをきかせたツナトマトカレー

冷凍玉ねぎをしばらく炒め 、カレー粉と皮をむいたトマトをざく切りにして投入します。そこに顆粒コンソメ、刻んだアンチョビ、おろし生姜、ケチャップ、ウスターソース、オイスターソース、ツナ缶入れて煮込めば完成です。 水の量を調整すれば、スープにもなりますよ。生姜をたくさん入れれば体もポカポカする体に優しいレシピです。

3. 醤油麹白ワインバターソース

冷凍たまねぎはみじん切りにし、オリーブオイルでしんなりするまで炒めます。白ワインを入れて煮詰め、バターと醤油麹で味を整えて完成!簡単ながらレストランの料理さながらの奥深い味わいに。お肉にも魚のソテーにも、様々な料理と相性よさそうです。

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