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「シロ菜」って知ってる?
シロ菜は漢字で「白菜」と書きます。シロ菜は白菜と同じアブラナ科アブラナ属でハクサイの仲間ですが、ハクサイと漬け菜を品種改良した野菜です。また、ハクサイは葉が巻かれ結球する一方、シロ菜は結球しない野菜です。
中国の華北省山東省が原産地で、山東白菜が明治時代に関東へ輸入され広まったのが始まりと言われます。しかし、大阪では江戸時代から「大阪しろな」と呼ばれる野菜が栽培されていました。明治時代には天満橋周辺での栽培が盛んだったため、「天満菜」とも言われます。
シロ菜の旬はいつ?
一年中栽培されている野菜なので、基本的には食べる時期を選びません。地元では葉野菜の出回りが少なくなる時期に早生種のシロ菜が出回るため、夏の時期が旬と言われていましたが、冬は冬で葉に厚みが出て、夏に比べて甘みもあるためおいしいとされています。
時期によって早生種を含む中生種・晩生種の3つに分かれます。それぞれの旬は早生種が夏頃、中生種が秋ごろ、晩生種が冬頃となり、通年で食べることができます。
シロ菜の味、食感は?
シロ菜はハクサイと同じアブラナ科の仲間なので、食感はシャキシャキとしていて食べやすいです。味は甘めで時期によって若干甘さが異なり、冬に食べる晩生種の方が甘くなります。クセがなくおひたしや味噌汁などさまざまな料理に使えて、どんな調味料にも合わせやすい万能野菜です。
シロ菜の持つ栄養
β-カロテン
βカロテンは、体内に取り入れることで一部はビタミンAに変わり、残りはβカロテン本来の効果を発揮します。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を保つ作用があり、不足すると肌の乾燥や免疫力の低下などに繋がります。
また、βカロテンは強い抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素を除去してくれる効果があります。活性酸素は細菌やウィルスなど体内の悪い菌を除去してくれますが、増えすぎると体に悪い影響をもたらすため、シロ菜のようなβカロテンが含まれる食品を食べて、体内の活性酸素数を適度に維持することが大切です。
カリウム
カリウムはナトリウムと深く関係しており、生きるために必須の栄養素です。カリウムはナトリウムと共に細胞の浸透圧の維持・調整を行いますが、偏った食事をとることでナトリウムが増えすぎたり、カリウムが少なすぎたりすると高血圧になる危険性が高まります。
また、カリウムとナトリウムのバランスがとれなくなり、血中の濃度が薄まり水分が多くなると、組織液やリンパ液にも水分が回り、結果むくみの原因にもなってしまいます。カリウムを多く含むシロ菜を摂取することで、むくみ対策にもなります。
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