レピドール

973年創業の老舗のケーキ屋さんです。石造りの洋館風の建物で、天井が高く、2階のティールームから田園調布の街路が一望できます。店頭に並べられているお菓子は種類が多く、創業当時からのロングセラーから、季節を先取った期間限定品までそろっています。どれも、田園調布の街に溶け込んだ「品の良さ」が感じられ、安心して選べぶことができます。 今も大きさは小さめですが、お店のモットーは、気取らずに素材と作りたてにこだわることだそうです。

ポルボロン

スペイン・アンダルシア地方の伝統菓子をアレンジしたのがレピドールの「ポルボローネス」。シナモン、ゴマ、抹茶の3種類があり、味の違いが楽しめます。手で触るだけでホロホロとくずれそうなくらい「ポルボローネス」はもろく、口にふくむとすぐに溶けてなくなります。しかし、甘すぎず、上品な後味が残りますので、お茶請けにあいそうです。また、日持ちがしますので、お使いものに向いています。

トリコロール

レピドールのお菓子といえばトリコロール。ネーミングはフランス国歌から取ったと言われます、3色のスポンジ(チョコ・モカ・バニラ)の間に、バタークリームを塗り、カシュナッツ・ココアが上からかけています。ふわりとしたスポンジとバタークリームがよくあっています。さらに、カシュナッツ・ココアが上品な甘味を引き出しています。長く愛されてきたレピドールオリジナルのロングセラーです。

店舗情報

レピドール 田園調布 〒145-0071 東京都大田区田園調布3-24-14 TEL:03-3722-0141 営業時間 AM9:00~PM19:00(喫茶室はAM9:30~PM18:30) 定休日 毎週水曜日 田園調布駅改札から西口方面へ出て1分

スペインお菓子には魅力がいっぱい

スペインのお菓子の多くは、古くから修道院で作られていました。豪華なお菓子ではありませんが、素朴で味わい深いお菓子がそろっています。 たとえばタルタデサンティアゴ。十字架はサンティアゴ(聖ヤコブ)の十字架をかたどっています。 クレマカタラーナは聖ヨセフの日に食べられるお菓子。ペスティーニョはアンダルシア地方のかりん糖です。 ポルボロン以外にもたくさんの魅力が詰まったスペイン菓子の世界、ぜひチャンスがあったら食べてみてくださいね。

編集部のおすすめ