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根室の郷土料理「エスカロップ」とは?
根室の郷土料理である「エスカロップ」。昭和35年ごろ、東京の新橋で腕を磨いた根室市の洋食屋「モンブラン」のコックさんが、忙しく体力の消耗が激しい漁師たちのために考案したメニューです。あっという間に市内で評判になり、人気のメニューになりました。バターライスの上にトンカツをのせて、デミグラスソースをかけた料理で、バターライスに細かく切った竹の子を入れるのが特徴です。
赤エスカと白エスカ
「エスカロップ」は略して「エスカ」とも呼ばれています。その中でも「赤エスカ」と「白エスカ」というものがあるのはご存知でしょうか。
先ほどご紹介した、バターライスを使用したものが「白エスカ」。いっぽう、ケチャップライスを用いたものが「赤エスカ」と呼ばれています。現在の主流は「白エスカ」ですが、最初に考案されたのはマッシュルーム入りのケチャップライスを使った「赤エスカ」だったそうです。
エスカロップの名前の意味
すこし変わった名前の由来は、フランス語の「エスカロープ(escalope)」からきているといわれています。これは、子牛、豚、七面鳥などの骨なし薄切り肉や、これらに衣を付けてフライパンで炒め焼いた料理を意味します。根室のエスカロップも薄切り肉を使っていますので、とても納得できますね。
エスカロップのレシピ
調理時間
20分
現在主流になっている、バターライスの上にとんかつをのせる「白エスカ」のレシピをご紹介します。普通のスーパーで手に入る材料だけで作れるので、ぜひ気軽に作ってみてくださいね。子どもから大人まで、おいしくいただけるひと皿ですよ。
材料(2人分)
作り方
1.豚肉をたたく
Photo by 菅 智香
豚ロース肉を包丁の背や麺棒でよくたたき、塩こしょうで下味をつけます。
2.衣をつける
Photo by 菅 智香
卵を溶き、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣を付けます。
3.豚肉を揚げる
Photo by 菅 智香
揚げ油(分量外)を170度に熱し、豚ロース肉をきつね色になるまで揚げて網の上に取り出します。
4.食材を切る
Photo by 菅 智香
にんにくはみじん切りに、たけのこは粗みじん切りにします。
5.食材を炒める
Photo by 菅 智香
熱したフライパンに炒め用油(分量外)を入れて中火にかけ、にんにく、たけのこを炒めます。
6.ごはんを炒める
Photo by 菅 智香
にんにくの香りが出てきたら、ごはんとバターを加えて炒め合わせ、塩、こしょうで味を整えます。
7.皿に盛る
Photo by 菅 智香
皿にバターライスを盛り、上にとんかつをのせます。デミグラスソースをかけて完成です。
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