目次
黄ニラとは
発祥地や旬
「黄ニラ」は希少価値が非常に高く、スーパーなどで見かけることは滅多にない食材です。黄ニラは日本の岡山県が発祥と言われており、当然ながら生産量は全国1位。昔は、薬として処方されていたほどの貴重食材なんですよ。
1年を通じて食べられる食材ですが、1番おいしくいただける時期は寒さが厳しい2月とされています。真冬の2月に採れる黄ニラは通常よりも柔らかく、シャキシャキとした食感がより一層強くなるので噛みごたえがあるのが特徴です。
黄ニラ大使までいる
岡山県には、黄ニラ大使の植田輝義(うえだてるよし)さんという方がいらっしゃいます。普段から黄色のものを身に付けていることが多いことから、黄ニラ大使に任命されたそうで、現在は黄ニラの素晴らしさを生産者として広げる活動をしているんだそう。
普段は、黄ニラの生産をすべく農家で種まきから収穫までの工程をこなしています。時間を作っては、一般にもっと広げたいとの思いから黄ニラを食べられるお店を増やす活動にも力を入れているそうです。
黄ニラはなぜ黄色いの?
「黄ニラ」をはじめてみたとき、なぜこんなにも黄色いの不思議でなりませんでした。でも、これはホワイトアスパラを作る要領に非常に似ているという、納得のいく理由が存在するのです。
ニラの葉には、緑の色素と黄色の色素の2種類が含まれています。太陽が当たると光合成をして緑の色素が増え、葉全体が緑色になるというメカニズム。これにより、あのニラの緑色が生まれます。
しかし、光を当てずに栽培すると、光合成が行われないため、緑の色素が一切増えません。
よって、葉が黄色いままの「黄ニラ」となるわけです。ホワイトアスパラも同じ要領で栽培されています。
太陽光を避けるため、ビニールをかけて栽培されているみたいです。
黄ニラと普通のニラとの違い
ニラと黄ニラの大きな違いは、色素にあります。ニラは太陽の日をサンサンと浴び、光合成を繰り返して緑色に変化します。一方で黄ニラはビニールハウスの中で栽培されるため、光合成が行われないまますくすくと育つのです。
またニラには豊富な栄養素が含まれていますが、黄ニラの栄養素はやや劣る部分があります。栄養重視で食べるならニラを、風味を楽しむなら黄ニラ、と言った具合に食べ分けるといいでしょう。
黄ニラの食べ方
黄ニラ醤油
なかなか聞きなれない珍しい「黄ニラしょう油」。
黄ニラをベースにして、そこに鯛や昆布などのエキスを加えブレンドした万能しょう油です。
通常のしょう油に比べ、ほのかに香る黄ニラの風味と甘みのある味わいが特徴だと言えます。
じっくりと熟成された黄ニラしょう油は透明感のある色合いで、うどんや天ぷらのだしとしても使用されるほどのおいしさ。私自身、天つゆよりも黄ニラしょう油を使う機会の方が断然多いです。また、大量生産されるものではなく1本1本ていねい作られるので希少価値が高く、繊細味に仕上がっています。
インターネットでも購入できますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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