ライター : 堀田 らいむ

webライター

ぶぶあられとは?

みなさんは、ぶぶあられをご存知ですか?ぶぶあられとは、もち米でできている小さな丸いあられのこと。お茶漬けの素に入っているので、日本人なら一度は食べたことがあるのではないでしょうか。色付けされていないシンプルなものが一般的ですが、最近では、塩味を効かせたものなども見かけるようになりました。赤や黄、緑などカラフルな色合いがつけられているものもあり、キャラ弁などを作る方は見慣れているかもしれませんね。 とはいえ、私たちが一番目にする機会は、お茶漬けの素ではないでしょうか。では、お茶漬けにぶぶあられが入っている理由をご存知ですか?もちろん、食感を加える目的もあるのですが、じつは、乾燥を防ぐ役割も持っているんです。 日本でお茶漬けが流通し始めた頃は、袋を密封させる技術がなく、食べるときにはお茶漬けの素が湿ってしまっていて、味や風味がが落ちてしまっていることが悩みでした。当初、ぶぶあられをお茶漬けの素に入れるようになったのは、食感を加えるためだったのですが、実際に入れてみたところ、湿気らなくなり大好評だったそうです。偶然から生まれた賜物だったのですね!

「ぶぶ」の意味とは?

なぜぶぶあられには、ぶぶというかわいらしい名前が付けられたのでしょうか。じつは、これは京都の方言からきているようです。京都では、お茶漬けはぶぶ漬けという名前で親しまれてきました。では、なぜお茶漬けのことをぶぶ漬けというのか。ぶぶというのは、お茶やお湯のことを指しています。お茶を冷やすために、息を吹きかける時の音がぶぶぶぶと聞こえることからきているんだそうですよ。擬音がそのまま名前になっていたんですね。 じつは、ぶぶの由来には諸説あり、私が好きなの説をもうひとつご紹介します。京都の花街である祇園では、芸者さんがひまであるさまを「茶を挽く」というのですが、これは、暇な芸者さんはお茶出しをさせられていたことからきています。 いつしかそれが、お茶自体が縁起が悪いとされるようになり、隠語としてお茶のことを、ぶぶというようになったんだとか。いわゆる業界用語というやつですね。個人的には、こちらの説のほうが当時の生活が垣間見えてお気に入りです。

人気の五色ぶぶあられ

ぶぶあられは、色付けがされていないものが一般的ですが、最近では、見た目のかわいいカラフルな五色ぶぶあられが人気を集めています。緑や黄、赤などのカラーを混ぜたぶぶあられは、青のりやクチナシ、紅花などで色付けされていて、自然な和の色が楽しめると外国の方がお土産に買っていかれることが多いそう。 お料理にも映え、京都らしさも感じることのできるのも人気の理由です。お茶漬けにかけるだけではなく、揚げ物の衣として利用したり、バニラアイスなどのスイーツのトッピングにしたりと幅広く使えるので、おすすめです。

通販で購入できます

ぶぶあられは、通販サイトでも販売されています。いろいろなサイズがあったり、味付けがされているものもあります。塩つきのぶぶあられは、ご飯にかけてもお茶漬けの隠し味にもおすすめ。塩なしのぶぶあられは、スイーツや料理の食感にアレンジを加えるために使われたりします。色々な用途に合わせて使い分けてくださいね。
▼ぶぶあられの購入はこちらから

ITEM

五色あられ 500g 【ふりかけ/お茶漬】【ポスト便対応 1配送1個】ポスト便は代引、日時指定不可

¥860〜

※2019年2月26日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。

ぶぶあられを使ったおすすめレシピ

カラフルぶぶあられ揚げ

ぶぶあられをパン粉の代わりに使えば、かわいい揚げ物ができます。通常の揚げ物よりもボリュームアップするので、食べごたえがありますよ。五色のぶぶあられを使えば、いっきにカラフルでおしゃれになります。おもてなし料理としてもおすすめですよ。 ゆで卵の粗みじんと玉ねぎのみじん切りに、マヨネーズと塩コショウを混ぜ味を調えます。ひらいた豚肉に塩コショウし、小麦粉を薄く振って、先ほどの具材を巻きましょう。水で溶いた小麦粉にくぐらせてぶぶあられをまぶしたら、160度くらいの油で揚げてできあがり。ぶぶあられが焦げてしまわないように、油を高温にしすぎないことがポイントです。味はもちろん、見た目も華やかな逸品です。

ぶぶあられのさっぱりサラダ

新鮮なレタスときゅうりに、オリーブオイルと塩、胡椒で味付けをして、最後にぶぶあられをかければ完成。シンプルだけどぶぶあられのカリカリとした食感がクセになりますよ。お好みで、アボカドやオニオンなどを加えてもおいしくいただけます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ