ライター : ニコライ

アトランティックサーモンとは?

アトランティックサーモンは別名「タイセイヨウサケ」と呼ばれる鮭の一種です。名前の通り、北大西洋とその流入する川に広く生息しており、ノルウェーでは養殖もたいへん盛ん。日本で販売されているアトランティックサーモンのほとんどは、この養殖だといわれています。

アトランティックサーモンは鮭の種類の中でも比較的大型で、平均で90cm~110cmほどの大きさです。カロリーは、切り身80gあたり190kcal。脂がよくのっているので、お寿司のネタとしてしてはもちろん、フライやムニエル、スモークサーモンなどフレンチ料理としてもおすすめの種類なんですよ!

アトランティックサーモンとトラウトの違い

アトランティックサーモンは先ほど説明したように鮭の一種ですが、日本でも多く流通しているトラウトサーモンは実は「ニジマス」という”マス”の一種なんです。サーモンと名がついているのに本当はニジマスだなんて、驚きですよね。

詳しく説明すると、トラウトサーモンはニジマスを海で養殖したものになります。マスと鮭という品種の差ですが、属性は近いため、大変よく似た種類と言えるでしょう。味については、アトランティックサーモンの方が脂がのっていて、価格も少し高いようです。

日本ではトラウトサーモンが手軽に手に入り脂が少なめなので、味もさっぱりしていて人気。逆に海外では、脂の乗りがよいアトランティックサーモンの方が人気です。

アトランティックサーモンは危険?

おいしく食べているアトランティックサーモン。実は、少し気を付けておきたいことがあります。これを知るだけで、買うときも外食するときも安全でおいしいサーモンを食べることができますよ。

寄生虫の危険

アトランティックサーモンにはアニサキスという寄生虫の心配があります。ただ、このアニサキスはアトランティックサーモンに限らず、サバやカツオ、アジ、サンマ、ハマチやイカなど、日本人がよく食べる魚のほとんどから検出されることがある寄生虫。

ただ、、このアニサキス、養殖では寄生する可能性が低いことに加えて、マイナス20度以下で24時間以上冷凍すると100%死滅するといわれています。養殖で冷凍したものが販売されている日本のアトランティックサーモンの場合、アニサキスによる危険は少ないといえるでしょう。

有害物質による危険

アトランティックサーモンはもうひとつ、有害物質による危険が潜んでいる可能性もあります。それは、養殖の際に与えられる飼料によるもの。 一部の養殖産アトランティックサーモンには、鮮やかな色味を出すための色素配合や、脂身を多く含むようにダイオキシンなどの有害物質を混入させたり、病原体への感染を防ぐために抗生物質などが入れられた餌を与えられていることが分かっており、とても問題視されています。 一度や二度食べたからといって、すぐに健康被害が出るレベルではないものの、特にお子さんや妊婦さんは、きちんとした養殖の実態がわかっていないアトランティックサーモンを食べるのは控えるのをおすすめします。

アトランティックサーモンの人気レシピ5選

1. サラダに!アトランティックサーモンのカルパッチョ風

おうちでちょっとおもてなし料理を作りたい!という時にはアトランティックサーモンのお刺身用を使っておしゃれにアレンジしちゃいましょう。香り高いオリーブオイルとレモン汁で仕上げれば、一気にカルパッチョ風に!あっという間に、ごちそう感あふれるおしゃれな料理に仕上がりますよ。
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