のらぼう菜は栽培しやすいため家庭菜園でも人気

※画像はイメージです
のらぼう菜は寒さに強く丈夫なのが特徴で、家庭菜園でプランターや鉢植えでも育てやすいです。9月~10月ごろに種をまくと翌年の2月〜4月に収穫できます。芽が出るまでは土が乾燥しないようにこまめに水やりをし、発芽したら土が乾いたタイミングで水やりをするのがポイント。

芽が出てきたら適度に間隔が空くよう間引きし、肥料は月に1回を目安にあげるようにしましょう。花芽がついた茎が20~25cmになり蕾が出てきた花茎の部分を、手で折って収穫します。脇芽が次々と出てくるので、伸びた花茎や葉、蕾のついた茎などを収穫しましょう。間引き菜も含めてすべて食べられます。開花すると茎が硬くなるので蕾のうちに収穫するのがよいですよ。

あく抜きは必要?のらぼう菜の食べ方

のらぼう菜は苦味やえぐみを感じるあくが少ないです。このあくは「シュウ酸」と言われる成分。ほうれん草はシュウ酸の含有量が多いためあく抜きが必要ですが、のらぼう菜はあく抜き不要ですよ。

のらぼう菜は鮮やかな緑色を保つよう塩を入れた湯でサッと下ゆでします。ゆですぎると食感が悪くなるため注意してください。ゆでたのらぼう菜はマヨネーズにつけてそのまま食べたり、和え物やおひたしにしたりするのがおすすめです。

またゆでずにそのまま炒めたりパスタの具材にしたり天ぷらにしたりしてもおいしいですよ。

おすすめレシピはこちら▼

【早見表】のらぼう菜の旬や産地一覧

2月下旬から4月中旬
栽培地東京都あきる野市五日市地区、青梅市などの西多摩地方
埼玉県の比企郡小川町付近
神奈川県川崎市多摩区
味わい苦味やくせがなく、ほんのり甘味がある
みずみずしく食べやすい
歯ごたえがあり存在感がある
栄養素ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、葉酸などのビタミン類
カリウム、カルシウム、鉄などのミネラル
食べ方塩を入れた湯でサッと下ゆでし、マヨネーズにつけてそのまま食べたり、和え物やおひたしにしたりする
ゆでずにそのまま炒めたりパスタの具材にしたり天ぷらにしたりする

のらぼう菜とはあくがなくどんな調理法でも食べやすい!

見た目は菜の花に似ているのらぼう菜。江戸時代から栽培されていたと言われる伝統野菜のひとつで「江戸東京野菜」に指定されています。あくがなく甘味があってとても使いやすい野菜ですよ。スーパーではなかなか見かけませんが、出会えたときはぜひ手に取ってみてくださいね。
【参考文献】
(2025/02/25参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ