市場に出回らない幻の大根!「練馬大根」の魅力とおすすめ店まとめ

首が真っ白の「練馬大根」を見たことがありますか?スーパーで売られている大根のほとんどは青首ですが、「練馬大根」は白首大根なんです。市場に出回らない希少な練馬大根の魅力、練馬大根が味わえるお店をご紹介します。

2016年8月22日 更新

ライター : ニコライ

グルメライター。スイーツやお店の紹介、コラムまで食に関することは幅広く書いていこうと思います。日本酒が好きで飲み歩きも多いこの頃。旅行先のカフェに行くのも好きです。どうぞ宜…もっとみる

■練馬大根とは?

練馬大根の特徴

練馬大根は強い辛みが特徴の白首大根の一種。青首大根との違いは、辛みの強さと形状です。練馬大根は70cmから1mの大きさで、青首大根の約2倍。首元はすらりとして細く中央部にかけて太くなり、根の方がまた細くなっているのが特徴的です。白首大根の辛味を和らげ、いろんな料理に使いやすいように品種改良されたものが、青首大根です。 盛んに栽培されていた頃は水分が少なく乾きやすい性質を生かして、干し大根や漬物用として多く使われていました。

練馬大根の歴史

元禄の江戸時代から東京の練馬地方で栽培が始まった練馬大根は、明治中頃から生産が拡大し、干し大根やたくあん漬けの製品に加工され、販売されていました。大根栽培に適していた練馬で作られた大根は質のいいものが多く、練馬と言えば大根と言われるほど、大根産地として有名です。 昭和初期までは盛んに栽培されましたが、大干ばつや食生活の洋風化、農地の減少などが原因で、昭和30年頃から栽培量が激減しました。今、スーパーなどで見られる多くの大根が青首大根です。明治末から昭和初期までの25年間ほどが、練馬大根の最盛期と考えられています。

練馬大根引っこ抜き大会とは?

店頭などで見られなくなった練馬大根をもう一度食卓に呼び戻そうと、練馬区は農家やJAと協力し、平成元年から練馬大根の生産を始めました。生産された練馬大根を身近に感じてもらおうと、練馬区とJA東京あおばの共催で平成19年から始まったのが、「練馬大根引っこ抜き大会」です。 個人戦と団体戦があり、決まった時間で引き抜く本数や長さ、形などを競います。練馬大根を引き抜くにはコツが必要で、失敗すると折ってしまうことも。引き抜かれた大根は、区立の小中学校給食の材料に提供され、子どもたちは給食で練馬大根の味を楽しむことができます。

練馬大根を使った料理

たくあん

練馬大根は沢庵漬けに加工され、野菜不足になる冬の保存用食材として食卓に出されて広まっていきました。 練馬大根の沢庵漬けの作り方をご紹介します。大根の葉を切り落とし、大根を紐に編み込んで2週間ほど干すと、大根に含まれる90%の水分量が60%に落ちて柔らかくなり、手で持つと曲がるほどです。干した大根を米ぬかや塩、砂糖で1か月程度漬け込めば沢庵のできあがり。練馬大根で作った沢庵はシャキシャキの食感と大根の強い風味が特徴です。

練馬大根スパゲティ

練馬区の学校給食メニューとしても提供される練馬大根スパゲティは、練馬大根のすりおろしを使った和風スパゲッティです。練馬大根の収穫時期である12月には、多くの学校給食で見られます。 練馬大根スパゲティは基本的に、茹でた麺に練馬大根を使った大根おろし、ツナ、刻み海苔をのせるようです。そこにお酢で酸味をきかせた醤油で味付けすればできあがりです。
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