関西人溺愛「どろソース」とは?料理をおいしくする使い方とレシピまとめ

ソースと言っても色々ありますが、今回は関西で人気の「どろソース」をご紹介します。東の方ではあまり見かけないどろソースですが、これを使うといつものお料理もぐっとおいしくなると評判なんです。その使い方と、どろソースを使ったレシピをまとめました。

関西地方の定番「どろソース」とは

関西では、ソースを販売しているメーカーとして有名な「オリバーソース」。神戸に本社を置くこの会社から発売されているのが、この「どろソース」です。神戸で誕生したどろソースですが、全国に隠れファンがいるほどの人気商品に成長。一企業の一調味料が、なぜここまで人気になっているのでしょうか。

「どろソース」名前の由来

どろソースの名前を聞いて、まず耳に残るのが「どろ」という言葉ではないでしょうか。
この「どろ」というのは、公園などの泥ではなく“ドロっとした”という意味の「どろ」です。

コロッケなどにかける、サラサラとした液体のウスターソースを作る際、底の部分に粘り気の多い沈殿物が溜まります。その沈殿物には、ウスターソースの原料に使われている野菜や果物などの成分が豊富に含まれており、栄養価も高め。その副産物を商品化したものが、「どろソース」といわれています。

「どろソース」の歴史と特徴

どろソース誕生のきっかけとなった、オリバーソースが創業したのは、1923年。そこから関西ではなじみの深いウスターソースを製造してきましたが、そのときにできる沈殿物に旨味があることを発見し、1936年から無料で配布をしていました。

そのおいしさが話題を呼び、昭和の神戸市内では、飲食店の隠し味として使われる貴重な調味料となりました。ウスターソースの製造過程で生成されるどろソースは、香辛料の成分もグッと濃縮されているので、ほかのソースよりも濃厚で辛めの味わい。

その辛みと濃さをうまく利用し、神戸名物の「そばめし」がブームに。そんなそばめしに使われていたどろソースも、あわせて注目されるようになったのです。

「どろソース」の使い方

ソースを製造するときに使われる材料の旨みをギュッと閉じ込めた、どろソース。そんな旨みとコクたっぷりのソースは、あらゆるお料理に大活躍します。

そばめしに

そのままソースとして、たこ焼きや焼きそばに使うのはもちろん、どろソース発展のきっかけとなった「そばめし」とは切っても切れない関係です。麺だけでなくごはんも使用するそばめしは、サラサラなウスターソースだけだとベチャっとした仕上がりになる場合も。どろソースなら、濃厚なとろみが麺とごはんにしっかりと絡み、全体に辛みとコクをあたえます。

カレーの隠し味に

もうひとつおすすめなのが、カレーの隠し味として利用する方法です。さまざまな野菜や果物の旨みが凝縮しているので、カレーの隠し味としてどろソースを入れると、1日寝かせたような深みが生まれます。香辛料が入っているため、カレー本来の味を邪魔することもなく、試す価値ありの隠し味なんですよ。

「どろソース」はどうやって作られる?

どろソースを作るためには、まずウスターソースの製造が必須となります。さまざまな野菜と果物、スパイスにお砂糖、お酢、塩などを混ぜて作られるウスターソース。材料もしっかり選別し、洗浄、粉砕という下準備の工程を経て、ソース作りへと進んでいきます。

丁寧に下準備された材料は、蒸したあとにエキスを搾り、ろ過。そのあと、調味料やスパイスなどとブレンドされて、熟成させます。この熟成期間に生成される沈殿物が、「どろ」と呼ばれる副産物です。

この「どろ」をベースとして、味やとろみの調整を行ったものが「どろソース」として店頭に並びます。おいしいどろソースを作るためには、おいしいウスターソースを作る必要があったんですね。野菜や果物をふんだんに使用することにより、どろソースもおいしいものへと変化していったようです。

「どろソース」を使ったレシピ

どろソースの旨みを感じる「そばめし」

どろソースといえば「そばめし」。ソースの旨みをしっかりと味わえる、定番のそばめしです。塩胡椒で下味をつけた豚コマ肉とやきそばの麺をそれぞれ細かく刻みます。豚コマがカリカリになるまで炒めて、刻んだ焼きそばの麺とごはんを投入します。しっかり混ぜながら炒めてくださいね。全体がなじんだら、こまかく刻んだ青ネギ、桜えび、どろソース(粉末ソース)で味付け。仕上げに青のりを散らせば完成です。

どろソースが決め手のやきそば

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